Facebook使用率55%?
(当ブログ記事ですが、2013年の数字を出し直して、修正しました)
日本のFacebookユーザーの2人に1人が東京都民。更に都民の70%がFacebook利用。流石に大都会は違うなぁ…。
って、そんな人数だったら、東京でFacebookを使わない人間は非国民ならぬ、非都民になってしまいます。東京の異常な数字の正体になるのか、サクッと調べました。
市区町村毎で足してみる
Facebook広告の機能には、こんな感じで市区町村レベルでFacebookユーザーを絞り込める機能があります。そこで、東京都の全市区町村のFacebookユーザー数を個別に出して、それを全部合算してみました。
データが得られた地域
千代田区,中央区,港区,新宿区,文京区,台東区,墨田区,江東区,品川区,目黒区,大田区,世田谷区,渋谷区,中野区,杉並区,豊島区,北区,荒川区,板橋区,練馬区,足立区,葛飾区,江戸川区,八王子市,立川市,武蔵野市,三鷹市,青梅市,府中市,昭島市,調布市,町田市,小金井市,小平市,日野市,東村山市,国分寺市,国立市,福生市,狛江市,東大和市,清瀬市,東久留米市,武蔵村山市,多摩市,稲城市,羽村市,あきる野市,西東京市,奥多摩町,三宅村,八丈町,小笠原村
尚、一部、データがとれないエリアは下記の通り。
データが得られなかった地域
大島支庁,利島村,新島村,神津島村,三宅支庁,御蔵島村,八丈支庁,青ヶ島村
その結果はこうなりました。
明らかに変ですね。
変な原因
皆さん、Facebookは登録した時を思い出して欲しいのですが、登録時には住所入力を求められませんよね。つまり、住所未入力のままのFacebookユーザーは、かなり多くて、住所不定は、多くが東京に割り振られるようです。
また、住所不定でも、IPアドレスから所在地を割り振るという噂もあります。しかし、スマートフォン経由のアクセスの多くは、地方なのになぜか東京判定を受けることが多く、やはり東京に割り振られがちになってしまいます。
何が問題?
この変な数字の問題は、Facebookページ投稿時や、Facebook広告への出稿時などに「TOKYO」を指定しても、東京都民以外に届くこと。逆に、本当は地方にいるのに、Tokyo扱いを受けているユーザーには、広告が届かないことです。
もし、正確に東京都の在住者に広告を出したいならTokyoという都道府県単位ではなくて、東京の主要市区町村を、全て複数指定する必要がありますよ。
こんな感じで延々と…
うーん、面倒です。Facebookさん、何とか改善をしてください!
東京のユーザーは何人?
東京のFacebookユーザーを憶測する方法として、浮いた838万人の都民を、日本の都道府県毎の人口比率で割り振って、再度出し直す方法があります。これ、全都道府県でやるとかなり面倒なので、とりあえず、東京だけで計算すると計算式は下記。
110.4万人+(838.3万人*(東京都の人口÷日本の総人口))
で、計算すると、こうなります。
これは都道府県ごとのFacebook使用率を考慮に入れていません。都市部の東京の場合、実際は250万人を超えている可能性もあります。
Facebookユーザーから見ると、この数字は体感よりも、低く感じる人が多いかもしれません。それは、実態として、団塊の世代を代表する、日本の人口比率が高い中高年世代において、まだFacebookの浸透率が低いことが原因でしょう。
その辺りについては、下記のブログ記事で言及しておりますので、ご参考ください。
【関連資料】2012年のまとめ。日本の年齢別Facebook登録率を調査!
今回のまとめ 東京指定のFacebook広告は大変
その他の関連資料