「宣伝する」って何だ?
Facebookページ管理者であれば、急にあらわれたボタンに戸惑っているかもしれません。これは、次々と出ている、Facebookの新機能の一つで、英語版ではプロモートポストと言われています。
これは若干の広告費をFacebookに支払うことで、Facebookページ管理者が自社の投稿を、既存の Facebookページのファンと、投稿にいいね!をしたファンの友達のニュースフィードに、より多く表示される広告です。
どうも500人以上のファンがあるFacebookページでなければ使えないらしいですが、私的には、面白いと思います。
プロモートポストが使える理由
勝負投稿に使える
Facebookページの投稿は、平均84パーセントのファンには届いていないというデータがあります。しかし、どうしても見てほしい投稿は、プロモートポストを使うことでより届けることができます。
広告出稿も気軽に
一回の広告の条件が、最大予算400円から設定ができます。これくらいなら、気軽に出稿できますよね。
失ったファンを呼び戻す
Facebookページの運用を滞らせ、ファンからのいいね!やコメントがもらえない状態が続くと、あなたのFacebookページの投稿は、多くのファンに表示すらされず、ファン数があっても、事実上は存在しないFacebookページになります。(関連記事)
そういった状態に陥っても、再度、Facebookページの運用を見直して、ファンから反応の覚える投稿を行う。その中で、プロモートポストを使って、投稿が表示されていなかったファンには、まずは広告の力で投稿を見てもらい、そこにいいね!やコメントをもらう。
これを何回か繰り返すことで、広告を打たなくても、ファンにFacebookページの投稿が表示される、健全な状態を取り戻す可能性が増えます。
Facebookが薦める使用状況
ちなみにFacebook自体は、下記の4タイプの投稿について、プロモートポストの使用を進めています。
- 活気のある写真と動画
- クーポン
- 限定イベントまたはニュース
- クエスチョン
詳細はプロモートポストの公式ヘルプををご参考ください。
お薦めは地域を絞って広告
さて、広告費を有効に使うコツは、無駄な広告費を一切使わないことです。
今回、私の方で、いくつか検証をした結果、プロモートポストを有効に使えるのは、地域を限定した出稿でした。実際に岡山県に限定して出した、下記の投稿をご覧下さい。
このFacebookページの、岡山県在住のファン数は 80人です。つまり、その約4倍の岡山のユーザーに投稿を見ていただいた計算になります。
その内訳はこの通り。プロモートポストの効果が表れています。
これを分析すると、予算の上限400円に対し、286円で終了していますね。これは範囲が限定されていた事も大きいでしょう。
また、205人が見ただけでなく、そのうち、クリック率 11パーセント、クリック単価12円。しかもこれは、投稿を見てほしい、岡山在住者だけに限っての結果ですから、非常に優秀な結果です。
プロモートポストはユーザーのニュースフィードに表示された段階で費用が発生します。よって、対象となるユーザーに表示だけに、一切の無駄なく表示されるべきです。特に都道府県や市町村など、地域を限定して配信する事は有効でしょう。
地域を限定する方法
簡単です。もともとのFacebookページの新規投稿をする時点で、公開範囲の地域設定を行うだけ。
しかし、Facebookページの投稿に公開範囲の設定があることを知らない人も多いので、下記の手順で行ってください。
1.投稿時に「場所・言語を」設定
2.都道府県・市区町村と、言語を指定
3.「宣伝する」で設定を保存し投稿する
広告費で成果は買えない
プロモートポストを含めて、facebookは収益性の向上を図るために、広告機能を強化しています。しかしここで、勘違いしてはいけないは、Facebookページの成果はお金では買えないことです。
豊富な宣伝広告費で、プロモートポストを打ちまくったとしても、投稿内容が無残なものであれば、だれもいいね!やコメントを付けず、ただやむくもに予算が消えるだけです。
きちんとした Facebookページの運用があって初めて、プロモートポストが、とても使える手段となる事を、自覚しましょう。
今回のまとめ プロモートポストはタイミングと対象を絞る!予算は1円まで有効に使おう
[参考]プロモートポストについての説明は、ガイアックスさんのホームページが分かりやすいので、ご参考にしてください。