企業の勘違い。Facebookページは見られていない事実を知れ!


巷にあふれる大きな勘違い

 Facebookビジネス活用について、いろいろな相談を受けますが、中でもお金を払って立派なFacebookページを作れば大きな成果が得られると勘違いしている中小企業が多い。

 そもそも、Facebookページ自体は、顧客から、ほとんど見られていないという事実すら、知らない方があるようです。

 Facebookページは制作よりも、運用(投稿)の方がはるかに大事という、データを示します。

圧倒的にニュースフィード

 下記に、私が管理をしている、Facebookの活用法BOTという、Facebookページの 2012年6月の一週間のデータを示します。

Facebookページで見られるのはニュースフィード

 1ヶ月で、Facebookページのコンテンツが表示された総計が 23000人。その内、Facebookページ(タイムラン)自体を見たのは、わずか3%。残りのほとんどが、Facebookページではなく、ニュースフィード上で、Facebookページの投稿を見たということです。

 尚、もっとファン数が少ないFacebookページだと、数字は上がりますが、表示率が20%を超えることは、ほぼ無いでしょう。

 はっきり言いますが、制作しただけで、満足に運用がされていないFacebookページは、まったく意味がありません。きちんと運用をしましょう。

どれだけ見られていないかを知る

 Facebookページの管理者は、まず、自分のFacebookページが、どれだけみられていないか、現状を把握することをお勧めします。

1.管理しているFacebookページのインサイトをクリック

facebookページは見られていない

2.合計リーチとその対象期間をメモ。リーチをクリック

facebookページは見られていない

facebookページは見られていない

3.集計範囲を、メモした対象期間と合わせて適用

facebookページは見られていない

4.画面をスクロール。一番左下の合計タブビューで表示数を集計

Facebookページは見られていない

5.表示数÷リーチ数。以上でページ表示率を算出


Facebookページだけやっても無意味

 きっと、自社のFacebookページの表示率を見て愕然とした方も多いと思いますが、そんなもんです。

 高いお金を出して、Facebookページだけ作るのは無駄。きちんと、販促・顧客維持の戦略として、Facebookページを組み込むのでなければ、やらない方がいいかもしれません。その辺りは、こちらの記事をご参考に→「」

 逆に戦略に基づき、お客様との対話の媒体としてFacebookページを活かせる会社は、素晴らしいお客様がどんどん育つことでしょう。

生涯顧客価値の特徴

 まず数字でも己を知り、そしてツールとしてFacebookページを、戦略として配置して、どうやって毎日の運用をするか。きちんと考えましょう。

今回のまとめ
まずFacebookページが見られていないことを数字で自覚する