Facebook本の歴史を変える良書
今回、共著で参加させて頂いた、ソーシャルメディアのマーケティングのプロにより執筆されたる一冊、マイナビから出版のFacebookマーケティング プロフェッショナルガイド。
著者特典で、既に全原稿を読んでいるのですが、非常に素晴らしい良書でした。
念の為、書店を3店回って、既存のFacebook本を20冊以上はチェックしましたが、その中でも、成果が出せずに困っている企業のFacebook運用者には、断トツの一冊です。 で、どれくらい断トツなのか、その理由を、さんざんに書き上げます。
また、この記事を見ただけで、Facebook運用のヒント満載なので、本を買う気がない人もお読みください。
忙しい人に贈る10個の理由のダイジェスト
1.なぜFacebookをやるべきか分かる
2.具体的な事例で分かる
3.Facebookの活用戦略が分かる
4.ソーシャルコマースが分かる
5.Facebook運用プランが立てられる
6.ソーシャル担当者に勇気が湧いてくる
7.小さな企業の活用法が分かる
8.Facebookページ運用10箇条が分かる
9.Facebook広告のファン集客が分かる
10.重要なウェブ連携が分かる
1.なぜFacebookをやるべきか分かる
「ウチの会社でFacebookをやる必要があるの?」
この本の第1章の最初は、私が書かせて頂きました。
日本企業のFacebook運用者の悩みの多くは、実は社内の理解を十分に得られていない事だったりします。
現状として、運用者自身も、ソーシャルメディアが顧客との信頼構築が大切だから、という曖昧な認識しか無く、具体的に企業経営と戦略において、なぜ必要なのかを理解していないから、社内も上手く説得できないのが現実です。
この章では、社内の社長からアルバイトまで、ソーシャルメディアの意味を理解してもらう、根本的な戦略と考え方について解説しました。
【参考資料】社長から現場までFacebook運用に参加する意味/出版先行公開
2.具体的な事例で分かる
このパートは、当書籍の企画者であり、ソーシャルメディアにも強いWebプロデューサー、有限会社ITプロフェッショナルの蒲生トシヒロさんが担当。
上手に運用しているFacebookページは、どこが違うのでしょうか。写真入りで、初心者でも、分り易く解説が掲載されています。
3.Facebookの活用戦略が分かる
Facebookページだけでなく、このようにFacebookが提供する様々なソーシャル機能を自社サイトやキャンペーン、広告と絡めて活用することを、メンバーズでは「Facebookインテグレーション」と呼んでいます。では、Facebookインテグレーションは具体的にはどのようにおこなわれているのでしょうか? そしてその効果はどうなのでしょうか?
このパートは、株式会社メンバーズのエンゲージメント・マーケティング担当の原裕さんの担当。豊富なデータを元に、分かるようで分かっていない、戦略的な活用の原理を解説しています。
4.ソーシャルコマースが分かる
ここは、既にFacebookでの販売(Fコマース)アプリ ソーシャルゲートウェイを先駆者として手がけている、株式会社アラタナの佐藤文彦さんが担当。
これから注目される、「Facebookで売ること」。その可能性について、分り易く解説されています。
5.Facebook運用プランが立てられる
このパートは、ソーシャル系サービスのマーケティングに強いOrinoco Peatix 株式会社の竹村詠美さんが担当。
実際、具体的なFacebookページの運用プランを立てるのは、かなり至難の業です。そこがきちんと解説されている、かなり貴重な内容です。
6.ソーシャル担当者に勇気が湧いてくる
今思い返せば、思い思いの目的を持った様々なユーザーが一堂に会するFacebookの世界は24時間繰り広げられる巨大なパーティ会場であり、巨大な展示会場のような場所でした。
しかしここでも「会話」が全ての始まりで重要であることは変わりはなく、会話を大切にする対面文化のある実店舗をもつ流通系のお店や、飲食店は非常に勘がよくあっという間に多くのユーザーから愛されるFacebookページアカウントとなっていくことを目の当たりにし、納得するやらびっくりするやらとしたことを今でも覚えています。Chapter 2-Section2 うまくいく企業、うまくいかない企業 より
このパートは、お台場でFacebookの企業ユーザーの交流イベント、フェイスブックミートアップを取り仕切る、株式会社フェイバーの岡村新一さんが担当。
「企業アカウントは転校生」 「お店で待つより御用聞きに出かけよう」
岡村さんの章は、読み物としても面白く、悩み多き、企業のソーシャルメディア担当者の勇気になります。
あと、この章には、私も写真で出演しています
7.小さな企業の活用法が分かる
自社製品を売って行くにはどうすればよいのか、悩みに悩んでいきついたところが「ブランディング」でした。クライアントに直接営業をしていくのではなく、「KIGURUMI.BIZという、なんだか良い会社があるらしいよ」という漠然としたイメージを誰かに噂してもらおう。これがブランディングのはじまりでした。
このパートは、オリジナル着ぐるみ製作会社KIGURUMI.BIZの工場長、加納ひろみさんの担当。
小さな企業が試行錯誤しながら、何を気をつけながら運用して、どんな成果に繋がっていったのか。とても内容も良い。それ以上に、商品への想いが感じられる、素敵な章です。
8.Facebookページ運用10箇条が分かる
このパートは、株式会社メンバーズの大手企業サイトの運用ディレクションと品質管理を手掛ける小野寺翼さんが担当。
この10箇条を見た自体でお得ですが、書籍では、それぞれの深い意味が解説されています。
9.Facebook広告のファン集客が分かる
このパートは、Facebook活用の人気サイト、GaiaXソーシャルメディアラボの編集長、株式会社ガイアックスの井手一誠さんが担当。
これも悩みとして多い、Facebookページのファンの増やし方について、Facebook広告の使い方を軸に解説している、貴重なパート。
10.重要なウェブ連携が分かる
このパートは、Movable Type・a-blog cms・WordPressに強い、CMSカスタマイズアドバイザーのWebbingStudio 口田聖子さんが担当。
Facebookとホームページ間の連携による、顧客の誘導は、ウルトラ大切!なのに日本企業では理解がされていなくて、あまりにも機会損失が大きすぎる。ソーシャルプラグインやOGPなどの、重要かつ技術的な話を、きちんと口田さんが解説しています。
また、口田さんのパートでは、正しいFacebookページの作り方の解説もあるので、これからFacebookページを作る企業にも役立つでしょう。
さて、この本が圧倒的良書な理由は、まだ半分くらい!しかし、もうこれだけのボリュームになってしまったので、続きは後半に書きます…
尚、購入して成果に繋げたいFacebook運用者の方は、7月14日発売でamazonから予約できますので、そちらからどうぞ。
また、7月7日には、Facebookマーケティングプロフェッショナルガイド&Facebookデザインプロフェッショナルガイドの2冊セットの、出版記念パーティーがマイナビさんで開催。
そちらで、30分ほど、私も講演しますので、関東近辺の方は、東京でお会いしましょうね。
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