社長から現場までFacebook運用に参加する意味/出版先行公開


Facebookマーケティングプロフェッショナルガイド

本が出ます

 マイナビさんから7月中旬に、「Facebookマーケティング プロフェッショナルガイド」という本が出版されますが、その中で、私も共著で10P+6Pを担当させて頂きました。

  担当は、第一章の「Facebookだけで効果は出ない」の10P。武雄市の市政アドバイザーでもある、株式会社SIIIS杉山隆志さんのインタビュー 6Pです。

 せっかくなので、これから出版まで、ちょこちょこと原稿を公開していきます。


社長から現場までFacebook運用に参加する意味

Facebookマーケティング プロフェッショナルガイド 第1章4項より

 今までの企業のネット戦略は、Web担当者に任せたきり、というパターンが多くみられました。Facebookページの運用成果を上げるには、Web 担当者だけではなく、経営者から現場のアルバイトまで、企業が一丸となって顧客と対話をする意識を持たなければなりません。

 例えば、Facebookページの運用が見事に成功して、沢山のファンから信頼を得たとします。当然、現場でも、顧客からFacebookページに対して賞賛の言葉も頂けますが、それを現場の社員が知らずに

「Facebookページとは何ですか?」

という対応をしてしまったら、顧客から得た大きな信頼は、逆に顧客と対話する姿勢に対する大きな不信感に変わってしまう。

 ネットのFacebookページだけに留まらず、他の顧客との接点となる媒体は勿論、最前線である現場の社員対応を含めて、顧客と対話する姿勢が「本物」であることを、一貫して示し続ける必要があります。

 その為に、前述の生涯顧客価値など、企業がFacebookページを運用をするよりも、もっと根本的な部分にある目的を、経営者からアルバイトまで企業全体で共有する事が大切です。それは幹部会議的な場から、社内新聞や回覧メールなど、社内の配布物の記載まで、常に徹底した社内啓蒙をするべきです。

 そうすることで、Facebookページの投稿に社員も登場して貰い、企業としての温もりを感じる、ファンに共感を得られる場になる利点があります。それ以上に、社員がFacebookページを見ることで、顧客と交流することの大切さを再認識すると共に、自分が顧客と、どうやって向き合うかを、自分事として、スタッフ全員が振り返る。

 実は、これこそがFacebookページ運用の大きなメリットなのかもしれません。


続きは書籍で…

 すいません。お約束ですが、続きは書籍にて…

 あ、まだamazonで発売予約されていませんが、なんとFacebookデザイン プロフェッショナルガイドもついて、本2冊付きの出版記念セミナーがマイナビさんであります。

 私も60分、担当した「Facebookだけでは儲からない」について、熱く講演しますので、ぜひ、ご参加ください。

2012/7/7 東京
Facebook Power Session 2012
Facebook活用で確実に「結果」を出す方法を1日で学べるセミナー

 ちなみに、私は相変わらず、原理原則や戦略についての大きな話ですが、私以外の著者が書かれているのは、Facebookページ運用者が、戦略的にソーシャルメディアの位置づけを決めた上で、日々の運用に落とし込める内容です。一部を紹介すると…

  • Facebookページの運用10箇条
  • Facebookページのファン数の増やし方
  • ソーシャルコマース
  • OGPソーシャルプラグイン
  • Facebookの効果測定(インサイト)
  • エンゲージメントを高める写真の撮り方

 普段、すぐに廃れて買う価値が無いと思って、Facebook本を買わない私でも、ゲラ段階で読んでいて、「これなら買える!」と思うくらいなので、今までのFacebook本と比べても、かなり優れた出来だと思います。

 Facebookページの運用に、いまいち手応えを感じられない企業の中の人は、実践の書として、お勧めします。