自社の商圏のファンの統計を知りたい
企業のFacebookページ管理者の皆さんは、管理者メニューのインサイトで、自分のFacebookページのファンの全体的な動向を調べる事が出来るのはご存知かと思います。
しかし、地域密着の中小企業や、店舗型ビジネスの場合、Facebookページのファンが商圏に何人いて、更に年齢・性別毎の分布がどうなっているか、気になりますよね。
今回は、Facebook広告ツールを用いて、それを調べる、ちょっとした裏技をご紹介します。
Facebookページのインサイト機能
おっと、その前に、Facebookページのインサイト(解析)機能をご存じない方もあるかもしれませんので、簡単にご説明します。
Facebookページのインサイトは、こんな感じで、ファンの統計や、アクセス動向などを確認できます。
- ファン全体の性別・年齢構成
- 人気の国ランキング
- 人気の市町村ランキング
ファンの統計で分かるのは上記の三点ですが 「名古屋市のファンの性別・年齢構成」のような複数の条件で、統計を出す事は出来ません。
よって、今回のFacebook広告を使った、統計データの出し方が必要です。
尚、通常のインサイト機能は、上記の通り、Facebookページの管理者であれば、管理者メニューのインサイトの「すべて見る」から見ることができます。
都道府県・市町村単位のデータの出し方
それでは、Facebook広告機能を使った、データの出し方を説明します。尚、操作はパソコンで行うことをお勧めします。
1・Facebook広告の作成画面に行く
下記のURLをクリックして、直接飛んでください
https://www.facebook.com/ads/manage/adscreator/
2・広告出稿元を自社のFacebookページを指定
上記の通り、リストから統計を出したいFBページを選択して、Facebook広告にチェックをしてください
3・Facebookページのファンのみを指定
つながりになっている人の友達は使わないでください
4・統計がほしい地域・性別・年齢を指定
あとは、地域・性別・年齢の条件を入れれば、その条件でFacebookページのファンになっている人数が表示されますので、そのデータを集計して下さい。
【注意点】
- 市町村で正確に出すには、半径●マイルのチェックを外してください。
- 年齢を正確に出すために厳密年齢ターゲット設定を有効にしてください。
- Facebook広告の対象者の人数表示は10人単位です。さらに20人未満の場合「20人未満」としか表示されません。つまり、商圏の対象のファンが少なかったり、年齢区分を細かくしすぎると、人数が割り出せません。
- 尚、Facebook広告作成ツールはデータを見るだけで、出稿をしなければ、お金は掛かりません。しかし、間違えて出稿すると、広告費が発生しますので、ご注意ください。
自社のFacebookページで確認を
上記の方法で、私の管理している名古屋の社長さん交流会というFacebookページで、対象である愛知県の男性ファンの年齢構成を出してみました。
40代、30代、50代と続き、Facebookページのテーマが故に20代如何は殆どいない事がよくわかります。
この方法、ある程度、Facebookページのファン数が居ないと使えないのが難点ではありますが、Facebookページのファンと、自社の商圏の想定客層が合致するか調べれる事は、とても重要な事です。
簡単にできる、ちょっとした裏技ですので、ある程度ファン数を持っている、地域密着の中小企業さんと、店舗さんはお試しください。
今回のまとめ 自社の商圏のファンの現状を調べてみよう
こちらもどうぞ:Facebookのなるほどテクニック集