とりあえずFacebookで友達は1000人作れ、は大嘘


Facebookで友達は1000人必要か

 どこかのソーシャルメディアの偉い人が、Facebookの友達は1000人作った方がいい、という話を言ったり、書いたりした影響で、未だに一部の方々は「友達増やし」に躍起になっています。
 そもそも、無関係な人への友達リクエストは、Facebookの規約違反ですし、行為としても、まったく徒労に終わる、無意味なものなので止めましょう、というお話です。

友達は1000人の嘘

 そもそも、まずは友達1000人作りたい理由は、大きく言って2つあると思われます。

友達が沢山いれば、楽しい交流が増えそうだから

 確かにfacebookで友達が数人では、facebookのニュースフィードは殆ど動かず、つまらない。なので、ある程度の友達数はあった方が楽しい。しかし、それが1000人である理由が、まったく不明です。

 Facebookの基本は「交流」。もし仮に、友達の投稿を読んで、コメントやいいね!を返すのに、1人1分で済ませたとしても、1000人を一巡させるには、約17時間も掛かる計算になります。1000人を目指している方は、睡眠と食事時間以外は、常にFacebookに張り付いていなくては、いけません。そんなに暇な人が、どこに居るんでしょうか?

友達が沢山いれば、自分のブログ記事やイベントなどの宣伝の効果が上がるから

 ここまで書くと、別に1000人と交流しなくても、投稿やブログを読んでくれて、イベントに来てくれる人が増えれば、それでいい。という、商売っ気が丸出しな方もあるでしょう。

 なるほど、貴方に友達1000人が、いいね!したり、感動のコメントを返してくるような、素晴らしいコンテンツを発信する力があるのであれば、全く無問題です。

 が、そんな力があれば、今更、Facebookをやらなくても、既にホームページやブログやメルマガで、成果を出している筈ですよね?

 こちらから交流しなくても、多くのファンが積極的にブログなどに訪れて貰えるのは、著名人や能力が高い一部の人達だけの特例。一般人が、Facebookで友達数さえ増やせば、著名人と同じく人気者になれるというのは、まったく質の悪い幻想です。

 しかも、facebookには、ただ、友達数を稼いでも、それを無意味化する、エッジランクという重要な仕組みがあるにも関わらず、友達増やしが目的化してしまった人こそ、それを知らない現実がみられます。

友達増やしはエッジランクで無力化

 エッジランクを簡単に説明すると、Facebookで各ユーザーにとって価値の高いものを、より優先的に表示する。同時に、価値の低いものは、表示しないようにする仕組みです。Facebookは、この仕組みを持つが故に、ユーザーは自然に興味ある友達やfacebookページを読んだり、交流を楽しむ、世界7億人のSNSとなったのです。

【資料】Facebook有効活用に絶対覚えるべきエッジランクの仕組み

 ここで重要なのは、価値の高低の判断基準。それは、ユーザーが自発的にいいね!やコメントを入れる友達ほど、そのユーザーにとって価値が高いと判断され、優先して表示されます。

 逆に、友達になっていても、そのユーザーがいいね!やコメントを全くしない友達は価値が低いと判断され、ニュースフィード表示から除外されてしまいます。

 つまり貴方のfacebookの友達が1000人いても、投稿に対して、全く、いいね!やコメントを貰えない友達ばかりであれば、エッジランクにより、貴方の投稿が表示すらされていない可能性が高い。

 もし、それを防ぐためには、前述の様に、1000人の友達が反応してくれる優れた良い内容を常に投稿するか、1000人の友達に膨大な時間を割いて、交流するかのどちらかしかなく、多くの場合、どちらも非現実的な話で終わるのです。

ダンバーの定数

 他にも、友達1000人が実に不合理である理由は、人類学者 ロビン・イアン・マクドナルド・ダンバーの「ダンバーの定数」からも言えます。
 これは、人間にとって「それぞれと安定した関係を維持できる個体数の認知的上限」平均約150人(100-230人)であるという説です。

 思い出して欲しいのですが、自分の頭の中で「顔・名前・性格・仕事内容」などがキチンと思い浮かぶ親類や「友達」を150人あげるだけでも一苦労ですよね。そして、そこで思い出せる人達が、貴方が「友達」として関心が持てる限界である、という事です。

 友達1000人となると、記憶力がある人でも、800人近くは「この人、誰だっけ?」と無関心な繋がりでしかない。そして、自分が名前も思い出せない様な関心を持てない相手に対して、「繋がり」の相互関係が持てる筈がありません。

 また、ダンバーの定数を、正面から捉えると、Facebookでは、自分が関心を持っている、友達150人程度に抑えて、しっかりと交流をした方が、安定した関係を維持できる、という事です。

 尚、私が実験した結果だと、Facebookのエッジランクで、消されずに表示される友達&Facebookページの合計は、合計で約200ほどですが、この数字がダンバー定数の100-230人の上限に近いのは、偶然ではないと思われます。

友達増やしを目的にしない

 少し前、断捨離という本が流行りました。「いつかは使うかも」と思って、物置に締まってあるが、実際は全く使わない物は思い切って捨てて、物の有り様を根本から整理する事の大切である事を教えられました。

 facebookの友達も、これと同じ。先々は何かあるかも程度で、面識も無いのに友達承認をして、その後に全く交流がないような友達は、友達では無い。ましてや、面識も交流も無いのに、イベント招待だけを送りつけてくるような友達は言語道断です。

 世の中に溢れている本やセミナーの受け売りで、無意味に「Facebookの友達」を増やす前に、この三点について、自分の頭で考える事が大切です。

  1. あなたにとって友達とは、どういう人達?
  2. 面識はなくても、それでも、友達になりたい人の基準は何?
  3. 新しい友達に行く前に、関係を深めるべき今の友達はいないか?

 友達を増やす事が悪いのではなく、「友達を増やす事」自体が目的になって、無意味な友達リクエスト送信に明け暮れることが問題なのです。

 そもそも、人間関係を円滑にするコツは、相手に関心を持つ事だそうです。それは、自分が関心を持つと、積極的に相手と交流し、相手の話を丁寧に聞く事で相手からも信頼関係が得られる、という自然な原理です。

 もし、Facebookで沢山の友達数を獲得しても、いまいち充実感も結果も得られない方は、「Facebookの友達」を、「友達」だけに整理する作業をお勧め致します。

今回のまとめ
友達数の前に、あなたにとって友達とは誰かを見つめ直す

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