絵で分かる、Facebookやtwitterで顧客の購買基準がどう変わるか


Facebook・Twitterなどのソーシャルメディアの登場で、顧客の行動がどう変わるのか、という話題。ネット上で、色々な記事を読みますが、ソーシャルマーケティングやエンゲージメントなど、やたらと横文字が多く、分り辛い説明記事が多い様なので、もっと簡単に絵で説明します。

情報多すぎて面倒…

現代では、物・サービスを購入するか否か、その判断材料となる、資料は簡単にみつかりますが、その情報量が多すぎます。しかも、それらの情報源が真実か、いまいち信用ができません。

実際、企業の宣伝媒体を信じて期待を裏切られたり、クチコミサイトの評価ほど良いものではなかったりする事例は、多々あります。

そんな中、信頼できる情報を、最も簡単に取得する方法は、昔から決まっています。

簡単で最も納得できる

自分の身の回りにいる、「信頼できて、詳しい人に聞く」。これ以上、最良の方法はありません。

 しかし、今迄は「信頼できて、詳しい人」が頭の中にパッと思いつかないので、なかなかピンポイントの情報がみつからない検索をしたり、あまりメーカー毎に差が分からないカタログを見比べて迷い続けたりする訳です。

 しかし、何かのタイミングで知り合って、Facebookやtwitterなどでも交流をして、人間性と専門性が分かる人達が増える事で、どんどん「信頼できて、詳しい人に聞く」を選択する事が増えていきます

 ソーシャルメディアが隆盛になると、購買基準は情報よりも、人が起点になる。これをイメージし易いように、更にもう一枚の図解を提示します。

「物・サービス」と「友達」がリンク

 こうやってイメージにすると、とても分り易いです。「物・サービス」と「あなた」とのリンクが、ファンや友人の脳内で結びついているか?そこが、とても重要です。

 但し、これ迄に書いていますが、その結びつきを「商売の宣伝」のみで達成するのは駄目です。「信頼できて、詳しい人」の定義を捉える必要があります。

信頼できて、詳しい人の定義四点

  1.    商品・サービスの知識が豊富で、それを購入する事で得られるメリットの説明が分り易い
  2.    商品・サービスに心の底から湧き上がる情熱を持っている。
  3.    商品・サービスを無理に買わせようとせず、あくまで自然体
  4.    誠実である事が、幾度もの交流を通して確認できている

Facebookでビジネスをするには、ビジネスをしない事

毎度、口酸っぱく言っている格言ですが、ビジネスをしないという事は、商品・サービスを売りつけるな、という話であって、自分の友達の多くが、自分の商品・サービスに明らかに興味があって、その友達にメリットのある、商品・サービスの話題を、自分の言葉で熱く語るのは、ビジネスでなく、情報発信を通じた交流の一種です。

料理人ならば料理を熱く語れば良いし、経営コンサルなら経営を熱く語れば良いし、社会起業家ならば社会を熱く語れば良い。
熱く語れば、「物・サービス」と「人」とのリンクが結びつき、それがビジネスチャンスを増やすと共に、賛同者が更に応援団となって、あなたの商品・サービスをクチコミで広げ、お客様も紹介をしてくれます。

  •   人は良いけど、何をしているのか分からない
  •   自分の商売で売る事ばかりを考えている

 SNSをビジネスに活用するには、どちらに偏りぎても成果になりません。

  •   Facebookでビジネスをするには、ビジネスをしない事
  •   Facebookではビジネスをしないで、ビジネスをする事

この両立を成り立たせるべく、常に「調和」を意識して、ソーシャルメディアに取り組んでみてください。