ソーシャル&リアルなコミュニティは成功に必要な三位一体の構造とは


成功しているソーシャルコミュニティとは

 これまでに地元で、毎回70~100名が集まるイベントも主催していますし、全国各地でFacebook主体として、リアル交流をテーマとするソーシャル・コミュニティの立ち上げやアドバイスに関わっています。

 その経験から、成功しているソーシャルコミュニティーには、幹部構成に共通の成功法則がある事に気付きました。それは、ずばり『三位一体』です。

顔役・場・実務

ソーシャルコミュティの成功は三位一体

 コミュニティのテーマや理念は共通だが、幹部それぞれのスキル・背景や人脈が違う。ここが重要です。

 また、ソーシャルコミュニティは、一社だけで独占的に運営するのも難しいものです。なぜなら、独占を狙うコミュニティーの持つ、閉鎖的かつ営利的な空気が人を遠ざける。
 そうなると、Facebookを見れば、より楽しいイベントが他にあるわけですから、そちらにユーザーは流れてしまいます。

 また、テーマを理解してくれている、協力者・支援者は多く居るほど良いですが、幹事は三人で進めるべき。

 二人では少なすぎて挫折(というか自然消滅)するかもしれません。4人以上だと、船頭多くして船が丘に上がります。

 三人よれば文殊の知恵、という諺は、その意味でも、とても真理な諺なのですね。

三人制。それぞれの役割

コミュニティの幹事三者の役割

  • 実務がなければ、コミュニティは継続せず。
  • がなければ、コミュニティは定着せず。
  • 顔役がなければ、コミュニティは拡大せず。

 いずれかが掛けても、コミュニティは大きくならない。若しくは、大きくなる前に破綻をします。

 また、この三者の中には、「ただ居るだけ」でやる気が無い人がいても駄目です。幹部は全員が主体者となって、コミュニティーを創り上げる事が大事です。

 そして、この三位一体構造で、コミュニティーを運営し、Facebookやtwitter活用で「巻き込み」が発生すると、短期間で熱く楽しく、テーマを追求できる、素晴らしいコミュニティーが完成するのです。

コミュニティの幹事の役割

 幹事の果たす役割は、方針の決定と、企画の発案・取りまとめ・運用。そして、リアル・ソーシャルでの会員間の交流の活性化。この辺りは、創造がつくと思います。

 が、最も重要なことは、常にコミュニティのテーマをぶらさずに、原点回帰をさせる事です。

 特にコミュニティのファンが増えると、テーマから外れた提案や、運営へのクレームなど、様々な課題が浮上していきます。それが、大きな亀裂にならない内に、そもそものコミュニティの目指すテーマを照らしあわせた上で、適切な対応を行って、常にコミュニティを原点回帰させる重要な役割を担います。

 コミュニティを成長させる為には、超えなければいけない壁が、ここであるとも言えますので、十分にご覚悟ください。

コミュニティは「運営」しよう

 Facebookのグループなど、コミュニティを作ることは簡単で、実際に沢山のグループイベントが発足しています。が、集客が上手くできずに立ち枯れしたり、最初は盛り上がったが、中折れして休止になったりするパターンが多いように思います。

 ビジネスでもボランティアでも、目指したいテーマがある方は、まずは親友の中から、”間違いない”同志を募って、しっかりとテーマや方針を固めてから、コミュニティーを立ち上げて顔役・場・実務の役割をキチンと運営する事で、もっとも短時間かつ、中身のあるコミュニティ作りを、行ってください。

今回のまとめ
コミュニティは最初の核(幹部)が大事

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