ソーシャルネットワークの成功。天高くお月様を掲げよう(前編)


Facebookやtwitterで成功するには、天高くお月様を掲げよう

成功者はソーシャルメディアの技術よりも

 Facebooktwitterなど、ソーシャルメディアをビジネス活用して成功している人には、幾つかの共通点があります。そえは「その人が何者で、何を目指しているのか」が広く明確に人々に伝わっている事。

 逆に、ソーシャルメディア上のテクニックを極めてたとしても、人として小者では成果に繋がりません。もっと、根本である原理原則が大事なのです。

 この話で、いつも思い出すのがSMCグループを率いる強運会計士の曽根康正先生のセミナーで聞いた「月の話」です。
 今回は、その話を前後編に分けて書きます。

天高く大きなお月様は誰にでも見える

 お月様は、夜空に天高く輝き、天気が良ければ、はっきりクレーターまで見える、文句なしに「誰にも見える」天体です。

 天体で例えると、Facebooktwitterをやっていて、リアルな交流会などにも多数出席する割に、「何をやっているか分からない人」は、まるで光っているのか微妙すぎて見えない星。
 対して、人から支持・応援されている成功者は、光り輝く満月と言えます。

 ここで重要な事は、人間関係の中で、光り輝く行為というのは、自分の商売をアピールしまくる事でもありませんし、自分の意見を大声で叫ぶ事でもありません。そんな星屑にもならない、自分の損得エゴではなく、人々の心が動く、「大きなもの」が必要です。

 大きなものとは「○○で世界を変える!」や「●●を日本一の街に復興する!」などなど、一見すると大義名分にしか見えない大きな目的や夢を、心から本気で熱く語る事。
 ハリボテの満月ではなく、中身の詰まった大きな満月を明確にして、Facebook・ブログ・リアルなど、あらゆる場所や媒体で、常々、熱く語る事が、自分の満月の高度を上げて、結果として、誰にも見える満月となります。

 そして、その満月を見上げ、心から素敵だと思ってくれた人が、あなたのファンになってくれた結果が、売上クチコミに繋っているだけ。

 「その人が何者で、何を目指しているか」とは、貴方がきちんと、自分という満月を、多くの人に天高く掲げて提示しているか、という問いでもあるのです。

お月様を掲げて、棲み分けを明確にする

 自分のお月様を天高く掲げると、それに共感して応援してくれる人が増えるのと同様、逆の意味で重要な効果。それは、それに共感できない人は近寄らない事です。

 明確に「○○で世界を変える!」と掲げているのですから、それに価値観が合わず、共感できない人が近付かなくなるのは、自然の成り行きですが、ソーシャルネットワークなどを見ていると、「誰でも良いので呼びこもう」としている企業お店が多いように感じます。

 ビジネス的に見れば、そもそも価値観の合わない人との対応に労力時間を割く事は無駄です。
 それどころか、価値観の合う人と交流するという、最も大事な時間を奪うという観点から見れば、無駄どころかマイナスです。

 また、クレームや批判も、外部からの無根拠で論外な批判に対して被害はありませんが、何らかの形で関わった「顧客・元関係者」などが、内部事情も含めて、ある事・ない事を声高に批判をされた場合、社会的被害は甚大になります。

 これは、理念や価値観を、広く事前に提示していない事で起きる悲劇として、よくあるパターンで、販促コンサルタント岡本達彦先生が、よくセミナーで話をされる、ラーメン屋さんの例えが分かり易いです。

コッテリ系で美味しいラーメン屋さんは、「コッテリ系で美味しい事」を伝える

  1. もし、「美味しいラーメン」とだけ、お客様に伝わると、あっさり派なラーメン好きが来店して「クドくて不味い!」となる
  2. 今のお客様は不味かったと思うだけに留まらず、「あの店は評価が高くて食べてみたけど、油まみれでクドい。最低。」という感想を、食べログ・ブログ・twitter等々に書き込み、それが世の中に広がってしまう
  3. 結果、本来、価値観が会う筈だった、こってり派のラーメン好きのお客様の客足も遠のく

 こういった価値観の違いが招く悲劇を避ける意味でも、自分の理念や価値観を正確に伝えて、共感できない人は事前に「お断り」をする事が、実は企業の為であると同時に、お客様も不愉快な思いをせずに済み、お互いにとって有益な結果になるのです。

 何よりも、皆さんの大切な時間という財産は、本当に共感できる、大切な人の為に使うべきだし、成果を出している人は、確実に、そこを大切にしています。


ソーシャルネットワークの成功。天高くお月様を掲げよう(後編) に続きます