「焼きそば」ばっかり
先日、岐阜県高山市の、とある秋の産業祭に行ってきました。色々な飲食店ブースがある中、取り扱いメニューに焼きそばが多かった。更に、メニュー表示が、大体こんな感じでした。
どれもこれも「焼きそば」の文字だけ。値段も似たり寄ったり。お店も初見で、知らない店ばかり。
どんぐりの背比べの中で、私は一体どの焼きそばを買えばいいのか?どの店も決め手を欠きすぎです。
見せ方を変えるだけで大違い
こんな時も、常にアドバイスを考えてしまうのが、経営コンサルの職業病…
この会場であれば、商品POPを、ほんの少し考えて貼れば、焼きそばの売上が、みるみる上がると判断します。例えば
正直、手書きのポップで「大盛り焼きそば」にするだけで、断然売上になりそうな、出展状況でした。
更に、パソコンであれば、左下くらいのポップは10分で作れます。商売であれば、それくらいの売る努力はするべき!と考えます。
ネーミングは大切
幻の手羽先でお馴染み、世界の山ちゃん。以前、山本重雄会長から聞いた、山ちゃんの成功理由の三点は下記の通り。
- キラー商品の幻の手羽先の開発
- 前面に打ち出したキャラクター
- ユーモア・インパクトあるネーミング
「世界の山ちゃん」という、インパクトある店名。更に、グランドメニューの商品名からも、ネーミングへのこだわりは見て取れます。(一度、観察をお勧めします)
しかも、ネーミングは、直ぐに出来る!タダで出来る!
なのに「焼きそば」の四文字だけで売るのは、勿体ないですよね。
売る努力は地方こそ実る
私も講演やコンサルで、大都市の東京から、とても山奥にある山村まで、様々な所に行って、色々な販売促進を目にします。その中で、絶対的な事実。
地方ほど「売る」技術のレベルは、総体的に低い
前述の「焼きそば」の四文字しか並ばない現象は、都市圏の物産イベントでは、ほぼ考えられません。市場が大きな都市部に行くほど、売る難易度は高くなります。
しかし、逆に言えば、難易度が低い地方では、きちんと販促の努力を欠かさず、「売る」勉強をして、それを実践すれば良い。すると、短期間で、売上成果に繋げやすい、ということです。
今、「地方は元気が無い」とよく言います。実際に、やる気を無くして、何もしない同業者も多い筈です。だからこそ、きちんと売る努力をすれば、劇的に変わる可能性もあるということですよね。
ぜひ、行動しましょう!
今回のまとめ 売る為の勉強と努力は欠かさない