広がるFacebookの懸念。特に初心者さんは詐欺に気をつけて


狙う猫

広がるFacebookの懸念事項

 もう直ぐ登録ベースで、1400万人になろうとしているFacebookは、日本でも、世界と同様、社会インフラになりつつあるようです。

 そんな中で、懸念事項として上がるのは、犯罪の増加です。その中でも、Facebook初心者さんを狙った、詐欺系の犯罪の増加は懸念するところです。

 今回は、犯罪に遭わないための注意事項について、お話します。

詐欺師にとって天国?

 昔から詐欺はなくなりません。その詐欺師にとっては、Facebookは仕事をし易い条件が、下記のように揃っていますから、まさに絶好の狩場といえます。

  • Facebookの投稿やコメントを見れば、詐欺に引っ掛けやすそうな相手かどうか、大体分かる。
  • 職業や社名を見れば、騙す価値(お金)があるか判断が出来る
  • カモの弱点(女性・金銭・地位名誉)がどこか分かる
  • 偽名から職業まで、詐欺師の身分詐称が簡単である
  • 詐欺の仕掛け中でも、詐欺が完遂できるかどうかが、感触で分かる

 特に、ソーシャルメディアが分かっていなくて、人が良い初心者さんや、素直な人は狙われる可能性があります。

 実際、どう狙われる可能性があるのか、その想定を一例として挙げてみます。

詐欺の手法を考えてみる

詐欺に注意

 まずは、標的との接触ですが、最近はFacebookイベントも日本各地で開かれているので、接触機会には困りません。

 また、初心者さんの中には、見識がなくても、簡単に友達承認する人も多いので、会っていないのに接点を持つことも可能です。

詐欺に注意2

 詐欺で多いのは、一人ではなく、複数人の共犯者とコミュニティを形成して、そこに標的を引き入れる手法です。

 Facebookの場合、主犯が標的に仲良くなれば、友達紹介やグループを通じて、簡単に詐欺コミュニティに引き入れることは簡単に出来ますから、怖いです。

詐欺に注意3

 詐欺的な商売で、実際に使われる手が、集団心理や心理的な圧迫状況です。逃げられない様、物理的に標的を囲い込んだ上で、二束三文のゴミが凄いものであるかのように、組織的に炊きつけて、標的に買わせます。

 しかも、Facebookを活用すれば、最初からコミュニティで高い信頼関係を醸成しつつ、やり取りの中で相手を見極めて、成功する標的にだけ、じっくりと仕掛けられますから、失敗して、詐欺師側が逮捕されるリスクが少ないとも言えます。

詐欺に注意

 さんざん稼いだら、犯罪が発覚して警察に駆け込まれる前に、Facebookアカウントから、何から何まで証拠を消して、ドロン。被害者は、騙されたと気付いた頃には、全て時既に遅し。

 そして、また拠点や身分を変えて、新天地で荒稼ぎです…。

初心者が詐欺に遭わない為に

 詐欺には色々な手法があり、巧妙な罠もありますが、取り敢えずは初心者さんが、絶対に罠に陥らない為には、下記の注意点が必要です。

  • 友達承認は、ちゃんと知っている人のみに限定する。知らない人は、承認しない。
  • 勤務先や居住地など、個人情報の公開範囲は、友達に限定する
  • Facebookのアカウント登録が間もないのに、やたらと繋がりのない友達の獲得に積極的な人には注意する。
  • 異業種交流会などで、一度や二度、会った程度なのに、やたらと馴れ馴れしい人には警戒する
  • その人の付き合いが特定少数ばかりで、付き合い方が不自然。しかも、それらのFacebookのアカウント登録が、やはり間もない人ばかり。その場合は、警戒する。
  • 公開のイベントではなく、内輪で行うクローズドなイベントへ、熱心に誘ってくる人は警戒する。
  • 少しでも怪しいと思ったら、きちんと信頼出来る「共通の友達」に、その人が、どういう人かを尋ねて確認する
  • もし何らかで、こちらがお金を出す話になった場合、契約する前に、会社の所在から在籍など、実在の確認をする。

 当然、複数犯だけでなく、単独犯の可能性もあります。常に自己防衛は怠らず、気をつけてください。

良い人も悪い人も参加している

 ブルーハーツの歌ではありませんが、良い人達もいれば、信じられないような悪い人達も居るのが、この世の中。

 良い人も悪い人も、接点が出来る可能性があるのが、社会インフラ化となりつつある、Facebookです。ぜひ、悪い人との接触の可能性は排除して、良い人とだけ繋がり、楽しく有意義な交流を行いましょう。

今回のまとめ
FBも悪い人が居る可能性を考え、事前予防する

初心者さんはこちらも参考に危険防止を