開催日:2026年7月15日(水) 13:30-14:30
主催:株式会社はちえん。
共催:名古屋AI経営サミット事務局(リバイバルビジョン株式会社)
記事作成:株式会社はちえん。AI社員 菊理はちこ
作成根拠:告知ページ、当日文字起こし、参加実績、アンケート回答22件
2026年7月15日(水)、株式会社はちえん。は、無料オンラインセミナー「ChatGPT 5.6 登場!すごい機能と使い方を、AI初心者に分かり易く解説セミナー」を開催しました。
今回のテーマは、ChatGPT 5.6、ChatGPT Work、ChatGPT Sites、GPT-Live-1など、同時期に大きく変化したChatGPTの実務活用です。単なる新機能紹介ではなく、中小企業の経営者や個人事業者が、明日から仕事にどう使うかを重視し、解説と実演を組み合わせてお届けしました。
開催結果の要点
- 申込総数:111名
- Zoom参加:38名、YouTube Liveユニーク視聴:6名
- 録画受講:67名
- アンケート回答:22件
- 総合満足度の肯定回答:100%
- 実践意向の肯定回答:95.5%
- 最も参考になった内容:ChatGPT Sitesの実演(18件、81.8%)
開催概要
| セミナー名 | 【緊急解説】ChatGPT 5.6 登場!すごい機能と使い方を、AI初心者に分かり易く解説セミナー |
|---|---|
| 開催日時 | 2026年7月15日(水)13:30〜14:30 |
| 開催形式 | Zoom、YouTube Live、録画受講 |
| 参加費 | 無料 |
| 申込総数 | 111名 |
| Zoom参加者数 | 38名 |
| YouTube Liveユニーク視聴者数 | 6名 |
| 録画受講者数 | 67名 |
| アンケート回答数 | 22件 |
申込総数111名のうち、当日ライブ受講はZoom38名、YouTube Liveユニーク視聴6名の合計44名でした。残る67名は録画受講です。
セミナーアーカイブ視聴
https://www.youtube.com/live/C-RIYd7j8NU?si=TtPvJGYTGJN1URyb
なぜ緊急開催したのか
2026年7月上旬、ChatGPTには、仕事の進め方そのものに影響する大きな更新が相次ぎました。
OpenAI公式「ChatGPT Release Notes」では、ChatGPT Workが、調査・分析、接続アプリやファイルをまたぐ作業、ドキュメント・スプレッドシート・プレゼンテーション・レポート・Sitesの作成などを行う長時間タスク向けの機能として案内されています。同じ時期にChatGPT Sitesと音声会話機能の更新も案内されました。
こうした変化は、単に「ChatGPTが少し賢くなった」という話ではありません。これまで専門家に依頼したり、複数のツールを組み合わせたりしていた仕事の一部を、ChatGPT上で一連の作業として進められる可能性が広がったということです。
そこで本セミナーでは、AI初心者の経営者にも分かるように、次の3点を中心に整理しました。
- ChatGPT 5.6で何が変わったのか
- ChatGPT Workをどのような仕事に使えばよいのか
- ChatGPT SitesでWebサイトや軽量アプリをどこまで作れるのか
2名の講師による解説・実演体制
解説担当:坂田 誠(株式会社はちえん。代表取締役社長)
坂田誠は、アナログな中小企業や自営業者を対象に、すぐに実践できるIT活用・SNS活用・生成AI活用を伝えてきた経営コンサルタントです。セミナー告知ページでは、2025年までのセミナー登壇数が累計1,400本を超えると紹介されています。
今回は、ChatGPT 5.6、ChatGPT Work、モデル選択、推論レベル、使用量、経営者が押さえるべきAI活用の考え方を、初心者向けに整理しました。
実演担当:穂苅 博人(リバイバルビジョン株式会社 CAIO/MOTIVATiON Ai代表)
穂苅博人氏は、企業のAI導入支援、DX推進、AI人材育成を専門とする生成AI講師です。告知ページでは、2025年下半期だけで生成AI関連のセミナー・講座・講演を累計151本実施したと紹介されています。
今回は、ChatGPTの画面を操作しながら、Work、Sites、ブラウザー操作、アプリ作成の実演を担当しました。
当日の主な内容
1.ChatGPT Workは「複数工程の仕事」を任せる入り口になる
前半では、ChatGPTの画面に追加された「Chat」と「Work」の違いを整理しました。
従来のChatは、質問への回答、文章作成、要約などの単発の応答が中心です。一方、Workは、複数工程を含む仕事を一連の流れとして進める機能として紹介しました。
当日は、架空のラーメン店の1年分の経営データを題材に、次の複数工程をまとめて依頼しました。
- 経営データを分析する
- 数値分析をExcelブックにまとめる
- 経営陣向けのWordレポートを作る
- お客様や社員向けに公開できるランディングページを作る
これらを一つずつ対話するのではなく、Workにまとめて任せる使い方を実演しました。処理中、人間は別の作業を行い、重要な判断や完成物の確認に集中できます。
生成された分析・表計算・公開ページを本番利用する際は、元データとの照合、計算式、機密情報、公開範囲を人が確認する必要があります。
2.ChatGPT SitesでWebサイトや軽量アプリを作る
参加者の関心が最も高かったのは、ChatGPT SitesによるWebサイト作成でした。
当日は講師の個人サイトを例に、「テーマカラーを緑から紺色へ変更する」と指示し、サイトを修正して公開へ反映する流れを紹介しました。さらに、作成したアプリケーションをSites上に実装し、Web上で動かす流れも実演しました。
セミナー後半では、架空のサロンサイトを題材に、問い合わせフォームとネット予約機能を備えたデモサイトも紹介しました。
- 予約可能日時の選択
- 予約済み時間の判定
- 予約管理画面
- 来店ステータスの変更
- 問い合わせフォーム
ただし、外部公開サイトや予約管理、個人情報を扱う仕組みは、作れたら終わりではありません。公開前には、セキュリティ、個人情報管理、アクセス権限、バックアップ、運用体制、人間による最終確認が必要です。この点は質疑応答でも重要な論点になりました。
3.ブラウザー操作と自動投稿の可能性
実演では、API連携がないサービスに対しても、ブラウザー操作を通じてAIが作業できる可能性を紹介しました。
具体例として、講座の文字起こしをもとにnote記事を作成し、カバー画像を生成し、ブラウザー上で投稿準備を進めるデモを実施しました。途中で人間の承認を挟みながら、記事生成から公開直前までを一連の作業として進めました。
このデモの意味は、単に「noteに投稿できる」ことではありません。APIや公式プラグインが用意されていないサービスでも、業務フローの一部をAIと組み合わせて効率化できる可能性を示しています。
4.日報管理アプリの作成デモ
日報データと集計表をもとに、社内管理者向けの日報管理Webアプリを作るデモも行いました。
講師は、サンプルデータを渡し、「フォルダー内の日報ファイルと日報集計表を読み取った上で、社内管理者向けの日報管理Webアプリを作成してください」と指示しました。講師説明では、約21分で日報管理画面が生成され、Web上で確認できる状態になりました。
ここで伝えたかったのは、細かなプロンプトのテクニックではなく、既存の業務データから、業務アプリのたたき台をAIに作らせるという発想です。本番運用には検証が必要ですが、業務改善の初期案を短時間で形にできる点は、多くの中小企業にとって大きな意味があります。
5.GPT-Live-1による音声会話デモ
最後に、ChatGPTの音声会話機能を使い、AI社員との会話をその場で実演しました。
AI社員が自己紹介し、講師と即興的な掛け合いを行う場面を通じて、音声会話の自然さを確認しました。応用例として、外国語学習、海外での通訳支援、営業ロールプレイング、接客練習などを紹介しました。
アンケート結果
アンケートには22件の回答をいただきました。結果は非常に前向きでした。
| 設問 | 結果 |
|---|---|
| 総合満足度 | 大変満足12件、満足10件。肯定回答100% |
| 実践できると感じたか | 「すぐに実践したい」10件、「実践できそう」11件。上位2評価95.5% |
| 心のハードルの変化 | 「完全になくなった」4件、「少し下がった」14件。上位2評価81.8% |
| 現在のChatGPT利用頻度 | 毎日利用19件、週に数回利用3件 |
特に参考になったパート
| パート | 選択数 |
|---|---|
| ChatGPT SitesによるWebサイト作成 | 18件 |
| GPT-5.6の最新ポイント・モデル選択 | 16件 |
| 文章・調査・資料作成の連続デモンストレーション | 11件 |
| 仕事で成果を出す指示の作り方 | 11件 |
| 安全に使うための確認ポイント | 1件 |
回答者22名のうち19名がChatGPTを「毎日使っている」と回答しており、AI利用経験者が多い傾向にありました。そのため、満足度や実践意向の高さは、AIへの関心が高い層からの反応として読む必要があります。
一方、自由記述には「初心者には難解だった」「動画や資料を見直したい」という声もありました。今後は、初学者向けの用語解説、操作手順、復習導線をより丁寧に整える必要があります。
参加者の声
自由記述では、ChatGPTの進化に驚く声、Sitesの実務利用に期待する声、業務設計の重要性を再認識した声が目立ちました。以下は匿名化した回答の一部です。
今までより、AIエージェントが身近に感じました。
サイト作成が更に簡単にできるということが衝撃でした。
HPやLPをレンタルサーバーで運用しています。ChatGPT上で運用できることに驚きました。
表面的な制作だけでなく、裏側の業務設計や運用の仕組みまで作り込むことが重要だと感じました。
「明日から試してみたいこと」では、Workの利用、Sitesでのデモサイト作成、個人サイトのリニューアル、社内ポータル作成、Chrome拡張機能の検証、WordPressプラグイン作成、分散した経営情報の整理など、具体的な行動が挙がりました。
質疑応答で見えた実務課題
WorkとCodexをどう使い分けるか
セミナー内では、開発寄りの作業やローカル環境のファイルを扱う場合はCodex、一般の業務担当者がクラウド上で複数工程の仕事を進める場合はChatGPT Workが分かりやすい、という整理が行われました。
また、社内展開では一つのAIサービスだけに依存せず、メインとサブを決めて運用する考え方も共有されました。AIサービスには障害や仕様変更があり得るため、業務停止を防ぐ観点から代替手段を持つことも重要です。
Web制作会社の役割はどう変わるか
Web制作に携わる参加者からは、Sitesの進化に対する危機感と期待が寄せられました。
講師は、単にページを作る作業の一部がAIへ移る一方、ヒアリング、要件定義、集客導線、AIO・SEO、業務設計、運用体制まで含めて設計できる専門家の価値は高まるという見解を示しました。
予約管理サイトのセキュリティは大丈夫か
予約管理や問い合わせフォームなど、個人情報を扱う仕組みについてはセキュリティ面の質問も出ました。
クラウド上の仕組みである以上、100%安全と断言するのではなく、ログイン管理、アクセス権限、契約プラン、運用ルール、個人情報の扱いを確認する必要があります。実務利用では、作成後の人間による検証と社内ルールの整備が欠かせません。
予約通知やデータ移行はできるか
外部APIなどを設定すれば、予約者へのリマインド通知や外部サービスとの連携も検討できるとの説明がありました。また、顧客データをCSVで出力する機能を要件に含めることで、将来のサービス変更に備える考え方も共有されました。
今回のセミナーで伝えたかったこと
今回のセミナーで最も伝えたかったのは、「AIを使うかどうか」ではなく、どの業務を、どの粒度でAIに任せるかを経営者自身が判断する時代になっているということです。
ChatGPT WorkやSitesは、文章作成や検索だけでなく、資料作成、分析、Webサイト、軽量アプリ、業務管理画面など、成果物そのものに近いところまで踏み込めるようになっています。
一方、AIが作れるものが増えるほど、人間側には次の力が求められます。
- 何を作るべきかを決める力
- 業務の目的を言語化する力
- データを整備する力
- 出力結果を検証する力
- セキュリティと運用を設計する力
- 顧客や社員にとって本当に役立つ形へ整える力
AI時代に重要なのは、プロンプトを覚えることだけではありません。自社の仕事を理解し、データを整え、成果物を使える形にする経営力・業務設計力が、これまで以上に重要になります。
今後の展開
今回の反応を踏まえ、株式会社はちえん。では、ChatGPT WorkやAIエージェント機能を実務で使いこなすための研修も検討しています。
特に、次のような方には継続的な学習をおすすめします。
- ChatGPTを文章作成や検索だけで使っている方
- 社内の資料作成や分析を効率化したい方
- 自社サイト、予約管理、社内ポータルを見直したい方
- AIを導入したいが、何から始めるべきか分からない経営者
- 社員に安全で実践的なAI活用を身につけさせたい企業
まとめ
「ChatGPT 5.6 登場!すごい機能と使い方を、AI初心者に分かり易く解説セミナー」は、申込111名、アンケート満足度の肯定回答100%という大きな反響をいただきました。
特に、ChatGPT SitesによるWebサイト・軽量アプリ作成、Workによる複数工程の業務実行、音声機能による自然な会話は、多くの参加者にとって「AIを仕事に使う」イメージを広げる内容になりました。
AIの機能名や画面は今後も変わっていきます。しかし、変わらない本質は、自社の仕事をどう整理し、AIに何を任せ、人間がどこを確認するかです。
株式会社はちえん。では、今後も中小企業・個人事業者の皆さまに向けて、AIを経営や実務で使うための最新情報と実践ノウハウを分かりやすくお届けしていきます。
AI活用・AIO対策のご相談について
生成AIやAI検索の普及により、今後は「検索で見つかる」だけでなく、「AIに正しく理解され、推薦・引用される」ための情報整備も重要になります。
AIOは一度の確認で終わるものではありません。Web上の根拠づくり、外部露出、FAQ整備、事例発信、会社情報の一貫性、構造化データなどを継続的に整える必要があります。
ChatGPT活用、AI社員、AI研修、AIO対策を重点的に進めたい方は、株式会社はちえん。へご相談ください。
参考情報・制作根拠
- こくちーずプロ:セミナー告知ページ
- OpenAI Help Center:ChatGPT Release Notes
- 当日セミナー文字起こし
- 開催後アンケート回答22件