勝手に動画を作れない業界
相変わらず、アナログな中小企業でも出来る動画販促を、全国のセミナーや研修で語っております。
何気によく受ける質問が「業界や法律の縛りがあって、商品・サービスの紹介動画を作ること自体ができない。」というもの。特に保険業などで多いですね。
そういう場合は、お客様（他人）の為に動画を作って贈る、という方法があります。
保険業の動画活用法とは
保険商品は、「色々な人が売っていて、誰から買っても一緒」なので、商品での差別化は難しい。
個人的に信頼関係を構築して、「家族も増えたし、そろそろ保険に入らないといけないな。そうだ、いつもお世話になっている○○さんにお願いしよう」と、お客さんの加入ニーズが発生した時に、真っ先に思い出して貰えるか否かで決まります。
つまり、大切なのは、どうやって良好な関係を築くのか。でも、これって簡単ですよね。お客様が喜ばれる事をすれば良い。
喜ばれる為に、一番簡単なのはプレゼントです。しかし、販促物を作れば予算が掛かるし、どこも販促物で使う、ボールペンやカレンダーを贈った所で、大して喜ばれません。
喜んでもらうには、感動できて、尚且つ、効率・費用が見合う贈り物が必要。なので、「お客さんの為の動画を作ってプレゼント」するのが良い。
- お客さんのお店の素敵なポイントを写真を盛り込んで紹介してあげる。
- 会社設立十周年の喜びの式典を、感動的な動画にして残してあげる。
今やiPhoneさえあれば、制作時間30分程度、必要経費は500円。これで、どんな素人でも、感動できる動画は制作できる。
（実際、iPhoneの動画制作の簡単さは、こちらのブログ記事を読めばよく分かります）
※３時間半の研修でゼロからここまで作った事例
しかも、そんな”粋”な贈り物をしてくれる保険営業は、そうそういませんので、お客さんは、とても喜んでくれる、最高の贈り物になる。
保険業以外でも「スマホ動画プレゼント戦略」で、売上に繋げている受講者さんが、何人もいます。
動画で過程と想いを贈る
もう一つ、動画プレゼントの成功事例として、神奈川県でアーティフィシャルフラワーで作るウェディング＆ブライダルフラワー専門店を営む、スタジオボレロの斉藤のりこさんについても書きます
斉藤さんは、個人向けにウェディングブーケ・レッスンを展開。ここが面白いのは、そのレッスンで、生徒さんが製作して出来上がるまでの過程を一本の動画にして、プレゼントして上げることです。
実際のプレゼント動画は、下記をご視聴ください。
完成したウェディングブーケは、当然、友人・肉親に贈られます。それに合わせて、この動画も贈りますので、貰った方は、その過程にある想いに打たれ、感動。生徒さんは、贈った相手が感動してくれて、更に感動。
斉藤さんにお聞きしたのですが、この取組みが、「記念になる」 「披露宴で感動的に紹介できる」と体験をされた方のご紹介や、口コミで、堅実に集客アップに繋がっているとの事です。
ツールの使い方は無限にある
YouTubeを始めとして、ビジネスに動画を使うというと、自社の商品・サービスに関しての動画しか思い浮かばない人が多いですが、結局、動画もツール（道具）です。
ツールの使い方なんて、少し考えば、色々と思い浮かぶものです。
「商品・サービスの宣伝に動画を使う」という狭い視点から脱却してください。
「お客様に喜んでもらい、結果として購入頂くために、手元にあるツールをどう使うべきか」を延々と考えて、行動を継続していけば、今までにない、結果が出ます。
ちなみにこの考え方は、YouTube動画のみならず、Facebookやtwitterなどのソーシャルメディアでも一緒。
ツールに振り回されず、しっかり自分とお客様の立ち位置を捉えて、使いこなして欲しいと思います。
special thanks
ウェディング＆ブライダルフラワー専門店 スタジオボレロ 斉藤のりこさん
スーパーdeモデルダイエット 岡村祥子さん
白山屋 内池 嘉博さん