一を聞いて十以上を知る!ソーシャルメディアはテクニックより考え方


テクニックより重要

 年間100本近く、Facebookを始めとするソーシャルメディアのビジネス活用をテーマに講演しています。

 その中で、理論や理屈はいいので、とにかく直ぐに出来て、即効性のあるテクニックノウハウだけを知りたいという人が多いです。しかし、そういった人ほど、実は成果から遠ざかる傾向があります 。

 あなたが成功を望むのであれば、大切なのは、絶対にテクニックではなく「考え方」です 。

学ばなければ出来ない?

 Facebookでテクニックやマナーと言われることは、結構沢山ありますね。

  • 無言の友達リクエストは避け、メッセージで挨拶をきちんと送る
  • コメントはコピペしない。友達の投稿を読んで、その内容に触れたコメントをする
  • 写真にタグ付けをする時は、必ずその旨を確認してから行う

 例えば、こんな感じです。

 我々は、これらをすべて丸暗記をしなければ、行動できませんか?いや、それは違いますよね。

『自分がされて嫌なことは人にしない。自分がされて嬉しかったことは、積極的に行う。』

 この考え方一つがあれば、別に誰に習わなくても、先ほどの三要素は、自然と気が付いて実践しますよね。

 一つの考え方があれば、多くのテクニックを凌駕するという事例です。

ITの進化とはアナログ化

 ITの分野だからテクニックは必要でしょ?という声もあります。ここ最近のITテクノロジーの進化とは、逆に操作側のテクニックを不要にして、アナログ化を推し進めます。

 例えばFacebookにしても、基本的には文字入力が出来さえすれば、操作を少し覚えるだけで、簡単に写真を加工して上げられます。
 もし、これだけの事を、ソーシャルメディア以前にやろうと思ったら、大変です。デジカメからファイルを落として、画像処理ソフトに通して、更にネット上にFTPでアップロードして…。

 他にも、文字を打つのが苦手であれば、今はスマートフォンに向かって喋れば、文字も打てるし、メールも送れる。ソーシャルメディアにも投稿できる。

 ほら、どんどんアナログになっていますよね。

 そして、アナログが進めば、テクニックよりも「人付き合い」や「社会との向き合い方」をどう捉えるのか。つまり、あなたの「考え方」こそ重要になります。

十でも足りないくらい

 「一を聞いて十を知る」という諺があります。これを、頭の良い人だから、直ぐに洞察が出来て多くのことを知る、という捉え方をしている人が多いですが、これは少し違うのでは無いかと。この諺に関して、私の捉え方は、こうです。

  • 一つの考え方を聞けば、それに沿って、すべき事や、逆にすべきでない事など、十以上の行動やアイデアが思いつく。

 例えば、先ほどの
『自分がされて嫌なことは人にしない。自分がされて嬉しかったことは、積極的に行う。』
これをソーシャルメディアに当て嵌めながら、自分の経験を元に考えてみれば、絶対に十以上の閃きが出ますよ。嘘だと思った人は、一度、紙に書きだしてみてください

ソーシャルメディア本よりも

 そもそも、ソーシャルメディアの根源にあるのは、「人と人の関係性」です。

 よって、ソーシャルメディアで成果を出す為に学びたいなら、ソーシャルメディア本よりも、読むべき本があります。

 連々と受け継がれる人類の「考え方」の叡智である、哲学や思想。人と人の複雑に絡まった関係性を解く為の、心理学や社会学こそ、「人と人の関係性」の中で、成果を出す道筋を指し示します。
 なお、学術的な論文は難しいですね。これらが、分り易く解説されたビジネス書などでも十分でしょう。

人生も変わる

 よく、一つの言葉で、自分の人生が変わった、という経験談があります。これも、「考え方」多くの人生を劇的に変えた証拠とも言えるわけです。

 ぜひ、多くの学びから、人生を劇的に変えるような、あなたの根本たる「考え方」を見付け、磨き上げてくださいね。

今回のまとめ
テクニックより考え方を徹底追求する