特に初心者さんが驚嘆します
ちょくちょく、スマートフォンのビジネス活用セミナー講師をします。その中で、基本的な機能なのに、とも驚かれる機能があります。それはiPhone(iPad、iPod touchでも可能)での音声の文字入力機能です。
文字認識と文字変換は思った以上に正確。更に、長文も一気に入力できる。無料の基本機能ですが、かなり侮れない機能です。
実際の操作の模様は、こちらをご参考ください。
時間節約の効果は絶大
実際、動画で事例として上げた文章を通常の入力で打ってみた所、2分10秒、掛かりました。動画では30秒でしたので、私の場合、音声入力を使うことで、文字入力に掛かる時間を70%以上、削減できる計算になります。
尚、私は、それなりに、スマホで文字を打つのが、まだ早い方です。アナログな打つのが遅い人ほど、それ以上の時間削減ができる、という事になります
増えるばかりの文字入力時間
LINEやFacebook、twitterなどの投稿、コメントのやり取り。出先でメールを、スマホから返信。
実はスマホの使用時間の中で「文字入力」に掛ける時間はかなり多いです。
例えば、先ほどの長さ位の文章を、一日で5つくらい返していれば、それだけで一日あたり10~20分の時間を文字入力に使う計算ですね
仮に20分として、8割を音声入力で削減できたとすると、1ヶ月の時間削減は8.26時間。1労働日の節約です。
更に、1年間では97.3時間。労働日換算で約12日と、半月分です。毎月の人件費(給料)が40万円の人であれば、時間削減の効果は、年間で20万円以上ということになります。
打つのが遅い人ほど
音声入力による削減効果は、スマホの入力が遅い人ほど、高くなります。
ビジネス層で言うと、中高年の”時給”が高い人ほど、視力の衰えで画面が見辛いなどで、打つのが遅くなりがちですから、より経済的な効果も高くなります。
アナログな方は、電話と面談で全て済ませてしまうのが理想ですが、今やどうしてもネットで文字のやりとりも発生しますから、そこでは絶対に活用すべきですね。
音声入力のポイント
動画でも解説しておりますが、iPhoneの音声入力のポイントは簡単です。
- ゆっくりはっきりした声で
- 滑舌よく
- 句読点や改行は一拍、間をおいて話す
少し練習すれば、直ぐに高い精度の音声入力が出来ます。時間管理術として、ぜひ、マスターされてください。
効果のインパクトを考える
今回、取り上げた「便利な音声入力」ですが、それを”便利そう”で、使わずに終わっている人が多いと思います。
スマホは最先端のツール。出来る事は沢山あります。そこで考えるべきは、その機能を導入すると、どれだけの効果が上がるかを見極めて、メリットのあるものは積極的に使い倒すことです。
スマホは運用コストが高いツールですから、それ以上のパフォーマンスを、どうやって発揮するか、徹底して考える。
これは、スマホを使うにしても、SNSを使うにしても、人を使うにしても、ビジネスで成功するために、必要な視点ですよね。これを、常に持ち続けてください。