FacebookやTwitterだから、逆にメルマガが有効な理由


メルマガとソーシャルメディア

メルマガは終わった?

 すっかり日本もソーシャルメディア一色に染まりつつあり、今では、Twitterはもう古く、これからは、FacebookPinterestだという雰囲気。その中で、最早、メルマガは古くて終わった、という声さえあります。

 しかし、特にFacebook をメインの媒体として捉えるのであればソーシャルメディアとの連携ツールとしても、メルマガはとても重要!

 今回は、特にFacebookでは、あなたの発信する情報は読みこぼされているので、それを補完する上でメルマガを戦略的に使って、きちんと情報が欲しいファンに届けましょう。という話を書きますが、長文です!

 コーヒーやお茶を飲みながら、じっくりとお読みください。

Facebookユーザーがブログを見るきっかけ

 Facebook のクエスチョン機能を使って、下記のアンケート調査してみました。

問い:最近、あなたがブログ記事を読む時の、最初の切っ掛けは何ですか?

最近、あなたがブログ記事を読む時の、最初の切っ掛けは何ですか?

 この結果から、Facebookユーザーブログにたどり着いてもらうには、下記の取り組みが必要と言えます。

  • Facebookユーザーなので、当然、ブログを読む切っ掛けもFacebook。しかも、他のツールは使わず、Facebookのみで情報を見ているユーザーも多いので、Facebookでは、ブログ記事に感心を持ってもらう誘導が、最も大切。(関連記事
     
  • Facebookと併用して、ブログにたどり着いて貰う為の、補助ツールは、上から順番に『ブログのSEOtwitterメルマガブラウザのお気に入りRSSリーダー。」
     
  • ブログの適正なSEO」は、適正なSEOを行なって、検索順位が上がるのを待つ。「ブラウザのお気に入りRSSリーダー。」は、良いブログを書いて、顧客に観察確認対象に入れてもらうのを期待する。これらは待ちの媒体で、企業は積極的にアプローチが出来ない。
     
  • 企業がアプローチしやすツールは、何よりTwitter。ここは併用するべき。その次には、メルマガ。現時点では、一般のFacebookユーザーに対しては、mixigoogle+よりも、効果を発揮できる可能性がある。

 よって、Facebookがメインの場合、補助ツールとして、Twitetrメルマガは有望株となります。

Facebookの友達やフィード購読は読み逃す

 別の側面からも考えてみます。

 現在私は、セミナーに一度ご参加頂いた方は承認している事もあって、Facebookの友達は4000人弱。
 さらに、このブログをご覧頂いて、フィード購読(友達申請をしなくても、ユーザーから一方的にフィード購読を申し込めば、特定のユーザーが公開している情報を読める、twitterのフォローのような仕組み)して頂いているのは約3000人。総計で約7000人と繋がりがあります。

ブログが読まれる程、フィード購読は増えます

 友達リクエスト頂いた方は勿論、特にブログを見てフィード購読を申し込んで頂いた方は、私の発信するソーシャルメディアに関するビジネス情報を期待している筈です。
 しかし、実際に、私の投稿記事のいいね!の総数は100~300程度。反響率でいうと1~3%です。

 ちなみに、私が一方的に低いわけではなくて、こちらの日本のフィード購読者数のランキングの上位の方を何人か見ていただくと分かりますが、反響率が10%超えることは、ほぼ無く、大体数パーセント止まりです。

 しかしあなたの周りで、友達が100人そこそこで、いいね!は10~20人くらいつく人は、普通に居ますよね。すると、反響率が10~20%くらいはあってもおかしくない筈、という事です。

 この対比から言えることは、繋がる人数が増えるほど、それが相手から関心を持っての友達リクエストフィード購読であっても、情報が届くかなくなる可能性が増えるということです。

原因はFacebookのエッジランク

 この現象は、繋がりが深い友達投稿ニュースフィードに表示するが、繋がりが浅いとニュースフィードの投稿そのものを削除する、Facebookのエッジランクというシステムにより起こります。説明はこちらのブログ記事をご参考にしてください。

 ちなみに、海外の情報だと、Facebookページ投稿して、実際にその投稿がファンの目に触れる確率は、平均で16%という統計があります。さらに投稿頻度が高いほど、その投稿がファンの目に触れる機会は減ります。

 エッジランクの非表示になる仕組みに加えて、賞味期限の問題もあります。

 賞味期限が数十分と言われるTwitter ほどではありませんが、Facebookも人の目に触れる賞味期限は半日程度。基本的に、情報が流され続けて消えていくメディアの特性もあります。

 つまり、興味を持ってくれても、企業が発信する情報をじっくりと見て貰うことは出来ない。しかし、興味を持ってくれる人は居る。そうであるならば、読みこぼしを防ぐ手段を考えるべきです。

ソーシャルメディアを補完するメルマガの強み

 このような主要なソーシャルメディアの弱点を踏まえた上で、メールマガジンの特徴を見直してみましょう。

読む気がある読者に届く

 メルマガはいわゆるプッシュ形のメディアといわれ、興味がある人がメールアドレスを登録をしてくれる事で、好きな時にメールが送れる、待ちではなく攻めのツール。
 読む気がなくて、メルマガ登録をする人は少ないですから、発行したメルマガは読まれる可能性が高い。ここが重要。

豊富な内容もしっかり読まれる

 パソコン向けのメルマガを望む人は、当然パソコンでしっかりとメルマガを読むつもりがある人です。

 読者に対して、面白く有益であると同時に、事業者も読んで内容を盛り込んだメルマガを発行すれば、盛りだくさんの内容でも、しっかりと読んでくれる可能性が高いです。

ソーシャルでの信頼から読者が増える

 twitterやFacebookなどで、あなたが発する情報がファンから評価をされて、信頼を得ているなら、ソーシャル上で、じっくり読めるメルマガを勧めれば、メルマガを読むファンは、あなたのメルマガを購読してくれます。

 そうすれば、Facebookなどで読みこぼされている情報を、あなたの情報が欲しいファンに、きちんと届けることが出来ます。


 メルマガは、古典的で終わった手段だと思われがちですが、文字が好きで、ブログが大好きな日本人にとっては、先の統計調査の通り、まだまだ有効な手段であるという、認識を持つべきでしょう。

Facebook?メルマガ?いえ、組み合わせが大切

 ここまで書くと、メルマガの方が大事なんですね、という声が聞こえてきそうですが、Facebookメルマガも、ホームページもブログも、すべてを組み合わせてこそ、成果になります。

 今回、私は前述の調査で、メルマガの有効性を再認識したので、5年ぶりにメルマガを発行しました。

ビジネス活用のソーシャルメディア情報を、あなたに代わって選別してお届け!

ビジネス活用のソーシャルメディア情報を、あなたに代わって選別してお届け!

ここ最近、ソーシャル系の情報は多すぎて、把握するのも大変。
『twitterやFacebookは使っているけど、IT系の人達ほどプロでもないし…』
という多忙なビジネス人に向けて、程良いレベルのお役立ち情報を、ソーシャル系で講演150本以上の筆者が、選別をしてお届けします。

 私の場合は、当ブログを情報を溜める中心として、Facebook、Twitter 、Google+などの”流れる”ソーシャルメディアに情報を発信する。そして、流れる分の、情報の読み逃しについては、溜めが利くメルマガ補完する。

 これらの組み合わせで、自分に興味を持ってくれて、各媒体で情報を読みたいと意思表示をして繋がって頂いた方へ、出来る限り漏れがなく、情報を伝える。という戦略です。

コンテンツ重視ならお勧め

 とはいえ、ホームページブログTwitterFacebook に加えて、メールマガジンまで!となると、一気にやるのは大変です。

 そこで、実際、メルマガをやることで効果が見込まれる方の条件を書き出します。もし、多数該当する企業は、メルマガも是非検討してみてください。

メルマガがお勧めできる条件

  1. ホームページ・ブログ、ソーシャルメディアを問わず、常連さんが定期的に訪れる媒体を持っている
  2. お客様から高評価を得ているコンテンツを、ホームページやブログに溜めており、メルマガに使える
  3. 特売品やセール等、メルマガだけの特別な情報などを出せる
  4. 社内にブログやメルマガなど、文章書くことが好きな人間がいる
  5. 媒体の組み合わせなので、それぞれの媒体で問い合わせに対してきちんと対応出来る体制がある

 ここまで書くと分かりますが、ソーシャルメディアとメルマガの組み合わせは、きちんと戦略が立てられて、コンテンツも整備された上で、実施をすべきです。

 ブログでも、Twitterでも、Facebookでも良いです。まずは、あなたにとって、最適な媒体は何かを見極めて、しっかりとお客様と繋がる媒体に育てると共に、お客様に興味を持って読んでもらえる内容を考えて、優良なコンテンツをブログに溜めてください。その後にメルマガでの相性バッチリの組み合わせを行います。

 どれも中途半端な内に、メルマガまで始めると、全てにおいて結果が出ません。しっかりと着実に構築をしていきましょう。

 道具は上手に使うものです。道具に振り回されず、ぜひ、有効活用してくださいね。

今回まとめ
メルマガは戦略的にソーシャルと組み合わせよう

友達に記事をFacebookでシェアしましょう友達に記事をFacebookでシェアしましょう

こちらもご参考に:Facebook未経験から、ビジネスの成果を出す記事を順序良く並べてみた