ソーシャルメディアだらけの世の中
mixiだと思っていたら、twitterにfacebookにgoogle+…で、次は、LinkedInにLINEに…。次から次へと出てくるけど、一体なにをどうすれば良いんだ?
と思ってしまう百花繚乱なソーシャルメディア業界ですが、ツール(道具)に振り回されずに、もっと本質を捉えるべき、という話をゴルフの成果(スコア)に例えてお話をします。
まず本質ありき
ゴルフで成果(スコア)を出す為には、ゴルフクラブを徹底研究をしても意味がありません。
それ以前に、自分のメンタル面の強化や、スイング姿勢の見直しや基礎筋力の強化など、もっと「自分」の本質である部分に対して学び、練習と実践を積み重ねる事で、スコア向上という成果が出ます。
本質が出来ているならば、ごく普通のゴルフクラブを使っても、優秀な成果(スコア)は出せます。更に、プロとして上の極みを目指す為に、優秀な道具(ツール)を使うことで、その真価が発揮できます。
Facebookを筆頭とする、世の中でのソーシャルメディアの扱われ方は「300ヤード飛ぶドライバー」みたいなもの。それだけあれば、スコアが劇的に向上するかのような錯覚が甚だしいです。
どれだけ、道具が優秀でも、スイングが出来ていなければ、ボールにすら当たらないし、コースが見えていなければ、思いっきりOB方向にボールを打ち続けるだけです。いい道具があっても本質が整わなければ、100%無駄でしかありません。
本質を振り返るべき
ソーシャルメディア活用によりビジネスの成果を出すには、特に経営という本質。更に、ソーシャルであるが故、社会という本質と、その最小単位の「人」の本質が重要。
これらを以って、始めて「コース全体」が見えて、設定したフェアウェイにボールを打つ事が出来るのです。
そして、ただの道具でしかないソーシャルメディアは、各媒体の特徴を把握した上で、どれをどこまで使うかを決定し、使わないものは捨てる事も大事。ショートホールなのに、ドライバーでフルスイングしても、OBを連発するだけですよね。
これからも日本でどんどん普及していくソーシャルメディアは優れた道具です。しかし、「魔法」ではありません。使いこなすには、学習・練習・実践を、しっかりと積み重ねるのが肝要です。
強い自分があれば道具は変えれば良い
また、ソーシャルメディアという道具は、媒体が数年で廃れて、新しいものが出てくるのも特性です。しかし、自分(本質)を強く持っていれば、使えなくなった道具は捨てて、新しい道具に持ち帰れば済むだけの話です。
新しいソーシャルメディアが出てくる毎に右往左往していても疲れるだけです。そんな無意味な徒労はしたくありませんよね。
そうではなく、自分の経営の本質をしっかり持って、ビジネス視点も磨いた上で、新しいソーシャルメディアが出てきた時に、直ぐに取り組むべきなのか、今は様子見なのか、それとも自社には使う必要がないのか、しっかりと判別をする。
そして、道具を選択して使うときには、徹底的に有効に使い倒せるように、自分自身を磨きましょう!
今回のまとめ 酒は呑んでも呑まれるな