簡単な10分診断!中小企業のソーシャルメディア導入チェックシート


ソーシャルの成功は既に企業体質で決まっている

 中小零細企業のFacebooktwitterなどのソーシャルメディアのビジネス活用で、多くの成功事例と、数多くの失敗事例を見てきました。

そこから導き出される、厳粛な事実。それは、ソーシャルメディア導入の成否は、そもそも企業適性に大きく左右される、と言う事です。

 特に中小零細企業の場合は、「社長」と「企業風土」で、ソーシャルメディア導入前に、全て結果が決まっていると言って過言ではありません。

 尚、成功が約束されている、大きな4要素は下記の通り。

  1. 経営者に一貫性がある
  2. 人と人の絆を大切にして、感謝する
  3. リアルタイムで素早い意志判断
  4. 社内・社外の共有・共感

 これらを客観的に判断し、自社のソーシャルメディア適性を判断できる、レーダー式チャート付きのチェックシートを作成しました。

ソーシャルメディア導入の適性チェックシート

 今回のシートは、中小企業の経営者、若しくは、ソーシャルメディア運営の責任者を想定。

 別途PDF化して、記事下にダウンロード先を明示しました。6種30問で簡単に確認できますので、これからソーシャルメディアの取り組みを検討している企業は、是非、事前チェックをお勧めします。


これからソーシャルメディア導入を検討中の中小企業に贈る

ソーシャルメディア活用の事前チェックシート

経営者

  • 経営者は、会社が目指している理念・方針を即答できる
  • 社員と積極的に意思疎通し、会社の理念・方針を共有している
  • ブログ等の媒体を通じ社内外へ、自分の思いや企業姿勢を積極的にPRしている
  • 常にポジティブで意思決定が早い
  • ソーシャルメディアに可能性を感じ、会社として取り組む意欲がある

企業の仕組み

  • 社内で情報共有を行う仕組みがあり、現時点でもそれが有効に作動している
  • プロジェクトや企画の実施の際は、決済権限を実施者にかなり与えている
  • 現時点で、企画提案などに対して、審査・承認手続きがスムーズである
  • 縦割りで終わらず、必要に応じて、部署を越えた柔軟な横連携が許可され、実施されている
  • 現場優先主義で、基本、幹部は口は出さないものの、プロジェクトの途中経過は、常に社内で共有されている

対顧客姿勢

  • 会社全体として、建前ではなく、本当にお客様を大切だと思っている
  • きちんと心の篭った挨拶や、手書きのお礼状など、お客様への感謝を行動で表している
  • クレームの早期解決は、最も優先度が高い課題として設定し、発生したクレームの再発防止を徹底している
  • 媒体を使ったお客様へのアピールは絶えず、積極的に行っている
  • エンドユーザーの声をリアルに聞く機会を設けて、それを商品・サービスに活かしている

販促費・コスト意識

  • 現時点で、販促費のコストと、使用媒体の対費用効果をきちんと把握している
  • ソーシャルメディアだから予算ゼロではなく、きちんと予算を割り振る意思がある
  • 予算の使用権限はプロジェクトチームに、きちんと与える
  • 予算使用時の申請手続きも簡易で、迅速に行動が出来る
  • ソーシャルメディアでも、きちんと売上・集客という実体数値から効果測定し、継続・撤退を判断する予定である

営業・IT戦略

  • 現時点で、顧客像が明確。且つ、売上に至るまでの営業戦略を立て、実行している
  • 現時点で、ホームページからの注文・売上がある
  • メルマガや会員制ホームページなど、顧客に直接アプローチする手段が整っている
  • IT戦略は、展示会やイベントなど、アナログな営業手法と連携している
  • ホームページ、ブログ、チラシ、パンフレットなど、販促媒体では、社員が写真や動画などへ積極的に登場している

商品・サービス特性

  • 持っている商品・サービスは、高いシェアを持ち人気がある
  • 基本、クレームが殆ど発生しない商品・サービスである
  • 不特定多数ではなく、一定数の顧客が確保できれば商売が成り立つ
  • リピート購入。修理・保全需要。上位商品に買い換え需要。いずれかが見込める
  • 現時点で、クチコミによる新規顧客の獲得が多い

 自己診断の為のシートですから、見栄や建前では無く、正直にチェックをして、適正と、自社の弱い部分をご確認ください。

ソーシャルメディア導入の適性チェックシート

チェックシートのダウンロードはこちら (A4 2枚)

 尚、総合点が次第点(18点)以上であれば、成功余地が高いので、ソーシャルメディアの活用も、本気で検討される事をお勧めします。
 また、10点を下回る場合、ソーシャルメディアをやる以前に、企業としての課題が多いように感じます。一度、経営の根本からの見直しをご検討ください。

  あなたの会社の営業戦略のご参考になれば幸いです。