三方良しがソーシャルメディア時代の企業経営に必須な理由


売り手よし、買い手よし、世間よし

商取引においては、当事者の売り手と買い手だけでなく、その取引が社会全体の幸福につながるものでなければならないとう意味での、売り手よし、買い手よし、世間よしという「三方よし」の理念は、近江商人の経営理念に由来する。

三方よしのホームページより

 近江商人の家訓として有名な三方よし。もともと、商売の鉄則として日本でも広く語り継がれ、様々な企業経営で実践されてきた言葉です。

 今、TwitterFacebook などのソーシャルメディア全盛の時代に移る中で、この三方よしは、企業にとって重要なものから、すでに必須というレベルになっていますよ、というお話。

三方よしが企業経営に必須な理由

 なぜソーシャルメディア時代になると、三方よしが必須であるのか。その理由を二つ挙げます。

1. 全てが丸見えになったから

 Facebook やtwitter の以前。ホームページの時代から、商品・サービスの特徴や、それで得られるお客様のメリット。および、会社の理念として、社会にどうやって貢献していくのかなど、きちんと説明すべき重要点としては存在しました。 

 しかし、それらはパンフレットホームページなど、きちんと整形された、「作られた情報」でしかなく、それが真実であるか否かは、判断はできませんでした。
 ソーシャルメディアの時代にりり、顧客と交流する生の姿や、日々、リアルタイムに投稿される内容から、その企業が三方よしの要素を満たしている優秀な企業であるか、窺い知ることが出来るようになりました。

 それは例えば、これらの要素です。

  • 顧客と真摯に対応しているか
  • 顧客に喜ばれているか
  • 企業に熱い理念や思いはあるか
  • 地域や社会に貢献をしているか

 これらは、実際に来店や取引で、企業と接しなければ分からなかったことですが、TwitterFacebook 上のやり取り見るだけで、その企業が良いのか悪いのか。これくらいの第一印象は、簡単に判断が出来るようになりました。

2.直ぐに拡がるから

 ソーシャルメディアであっという間に広がるのは、「とても良いこと」と「とても悪いこと」。この両極端な2点です。

 企業の不祥事など、社会通念上、許されないような事態が発覚した場合、あっという間にソーシャルメディアで広がってしまうのは、様々な炎上事例を見ても明らかです。

 また、不祥事を起こさなくても、特に急成長して目立っている企業の場合、そのビジネスモデルに社会的な課題が見受けられると、それらの指摘がソーシャルメディア上で、じわじわと広がります。

 そして、じわじわ広がるにしろ、急速に広がるにしろ、それらの意見が目立つようになれば、新聞や雑誌などの報道機関が動きだし、それでも収まらなくなると、監督官庁が動いて、指導や是正や検挙を行います。

 今話題のコンプガチャ規制など、ソーシャルゲームに対する動きのなかでも、ソーシャルメディアが果たした役割は大きいといいます。

 つまり、世間悪しなビジネスモデルに対する社会の自浄作用は、ソーシャルメディアの登場により、より早く、かつ強力になった側面があるのです。

世間よしは確実にプラスになる

 商品・サービスが売れる為には、当然、買い手よし顧客メリットが満たされることが前提ですから、どの企業も一生懸命に、ここは頑張っています。
 しかし、世間よしの部分は、それが、どれだけ売上に貢献するのか効果は見えづらく、余裕のない中小企業においては、蔑ろにされている部分を感じます。

 しかし、ソーシャルメディア時代になると、、社会で果たした役割や、地域で行ってる貢献を伝えることで、価格よりも信義を大切にする、より意識が高いお客様に評価をして貰えるようになります。

 但し、ここで重要なことは、伝えるべきことを、謙譲の美徳で控えて、伝えなくても駄目。かといって、脚色をして、声高らかに伝えても駄目。無理の無い等身大の姿で伝えることが大事です。

三方良しとソーシャルメディアと共感

三方よしを確立する

 これまで、特に世間よしを意識せずに経営をしてきた、中小企業も多いかと思います。そういった場合、急に大企業の社会貢献を真似して、ユニセフに寄付をしたり、急に木を植えだす事が、世間よしではありません。

 まずは、誰が幸せになれば、結果として自社も幸せになれるのかを、考えて見るべきでしょう。

 地元に根ざした店舗であれば、自分のお店ができる事で、地元にどう貢献すれば、地元が幸せになって、最終的に自分の店にも幸せが帰ってくるのかを考える。

 主婦がメインのネットショップであれば、自社ができる事で、主婦にどうやって貢献すれば、主婦が幸せなって、最終的に自社にも幸せが帰ってくるかを考える。

 つまり、売り手よし・買い手よし・世間よしは、それぞれが独立して存在するものではなく、それぞれに根っこを同じくして在る事を捉え、まさに「三方よし!」といえる、全員が共感できる、幸せなビジネスモデルとは何かを、徹底的に追求していきましょう。

今回のまとめ
三方よしを確立し、ソーシャルで等身大の姿で伝えよう

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