器用なのに、なぜ貧乏？
色々な事が、そこそこ出来るのに、儲かっていない皆さん、こんにちは！
と書いている私も、極度の器用貧乏ですので、皆さんの「働けど働けど我が暮らし楽にならず」なお悩みは、よく分かります。
そもそも、なぜ器用貧乏は貧乏になりやすいのでしょうか？この世間でも分かっていそうなのに、実は誰もあまり答えていない、器用貧乏が貧乏になる４つの理由を説明します。
器用貧乏、四つの理由
一つの事を極める前に次に行く
器用貧乏さんは、好奇心が旺盛で物事を覚える要領も良い場合が多く、大抵のことが、人よりも早く、そこそこまで出来ようになります。
しかし、そこそこ出来るようになる頃には、それに飽きてしまい、別の事に興味関心が行ってしまって、遂にはそっちに移ってしまいます。
つまり、一つの事を極める前に、別の方向にいってしまう為、それぞれのスキルがプロフェッショナルと言える、高度なスキルまで育たないという問題が発生します。
いろいろな仕事を受けすぎる
器用貧乏さんは、かなり性格の良い人が多いです。そして、周りからは、その器用さが重宝されており、いろいろな仕事を頼まれますが、断れません。
これは確かに、色々な経験を積む詰めることで良い部分もありますが、あれもこれも万遍なくやっていては、絶対的な強みのある専門スキルも実績も身につかないから、高く売れません。
例えば、ラーメンからピザまで、こだわり無く、何でも提供するファミレスと、通の間で、こだわりの店で知られるラーメン専門店があったとして、どちら高い単価でラーメンが売れるかといえば、当然、ラーメン専門店になります。
つまり、器用貧乏さんは、脈絡なく何でも売っているファミレスと同じなので、高く売れないということです。
儲かる仕組み・戦略がない
器用貧乏さんは、具体的なテクニックを習得するが大好きな傾向があります。
しかし、ビジネスの場合、細かいテクニックよりも、儲かる為の戦略・仕組みをどうやって構築するかが、売上と利益の確保の点では、絶対に大切です。
しかし、どうしても技術の習得から脱せられないので、作業などで苦労も多い割に、実入りが少ない状況が延々と続きます。
売上を目的にしない
器用貧乏さんは、お金に執着がない人が多いです。
とは言え、聖人君子と言うわけでもなく、今の暮らしが維持できて、たまに美味しいものが食べられるくらいで良い。これ位の金銭欲はありますが、ビジネスを追求して、何千万や何億円という大きな利益を手に入れたいという、金銭欲はほとんどありません。
また、中には、お金を儲けることは、金の亡者みたいで良くない。という嫌儲思想を、程度の差はありますが、概念として持っている人も多いです。
結果として、欲しておらず、金銭的な目標値が低くなると、収入が低くなります。
器用貧乏から脱出しましょう！
器用貧乏から脱出する４つの方法
器用貧乏から脱出する為には、要するに、これまで上げた４つの理由の真逆を行なって、貧乏になる理由を潰せば良いのです。
一つのことをプロの領域まで極める
自分が興味関心を持ち、尚且つ、これからの市場ニーズが高いと思われるスキルについては、そこそこまで行っても、そこで飽きることなく、きちんと高く売れる「プロフェッショナル」のレベルまで極める事が大切です。
やらないことを決めて断る
上記を遂行する為には、極めるべき方向をしっかりと決めると同時に、自分で出来るけども、やらない事を決めること。そして、やらないと決めた以上は、それを人から頼まれたとしても、その理由を明示した上で、しっかりと断りましょう。
スキルの習得と、キャリア・実績の形成をする為に、自分の時間を徹底的に使うべきです。
儲かる戦略・仕組みを構築する
あなたが社長や経営幹部、個人事業主であれば、まずは、必ず経営戦略や仕組みの大切さを痛感して、テクニックやスキルの探求と合わせて、儲かる仕組み作りを、きちん行うことです。
戦略と仕組みの大切さは、こちらもご参考に
Facebookのビジネス成果は既に企業戦略で決まっている
そして、あなたのプロフェッショナルなスキルは、その仕組みの中へ、きちんと組み込むことが大切です。
正しいお金儲けをイメージする
ビジネスとはお金儲け（売上）が発生するものですが、そもそもなぜお客様からお金が頂けるかといえば、そのお客様があなたの商品・サービスや技術を評価しているから。つまり、お客様からあなたへの支持票がお金です。
この観点から言えば、もし今のあなたが器用貧乏であることは、お客様から十分な支持を得られていない証拠です。
あなたが腰を据えて、やるべき目的を達成する過程で、多くのお客様から支持票（お金）を頂けることは、正しいこと。尚且つ、どんどん支持を得ていく中で、あなた自身の価値が、社会から正当に評価される結果を残していくべきである。
きちんと、この事実を捉えましょう。
愛の器用貧乏脱出計画を
実に、器用貧乏に陥っている人は、実に前向きで挑戦的。かつ、非常に人が良い人も多いです。
だからこそ、自分の性質が合わせ持つ、マイナス面もしっかりと意識をした上で、やるべきこと。やらないこと。このバランスをとって、ぜひ、精度の高いプロの仕事と、正当な評価である報酬を得てください。そして、厳しい経済環境下でも、大切な人達との暮らしを守ってください。
まずは、本件を踏まえて、「愛の器用貧乏脱出計画」を立て、それを遂行して行きましょう。才能があって、それ以上に正しい努力をしている人は、必ず報われるのですから。
今回のまとめ 腰を据えて追求し器用貧乏から脱出する
