炎上マーケティング?Facebookで嫌いな相手を叩くと、全く逆効果


プチ炎上

どんどん良いも悪いも再現

 登録者数が1500万人を超えた、日本のFacebook。良い繋がりだけでなく、腐れ縁など、悪い繋がりも含めて、持っている人間関係が再現されるようになってきています。良くも悪くも、まさに一般化しつつある証拠です…

 そんな中で、ただ感情に任せて行動をすると、逆効果になるのでご注意を、というお話。

嫌いな相手を叩くと…

 あなたが嫌いでたまらない、相手がいるとします。よりによって、その嫌いな奴がFacebookに投稿して、結構、いいね!やコメントが付くので、目障りです。

 そこで無視できずに、相手の事を批判するコメントを、思いっきりぶち撒けました。すると、あなたに賛同する人が、何人か現れて、同様のコメントを付けだしました。さて、あなたの「嫌いな奴叩き」は大成功でしょうか?

 いや、大失敗の可能性が高いですね。

相手の思う壺

 実際、そういう状況の投稿を見るとわかりますが、叩くコメントが付くと、信者の人達から、それ以上の反論が帰ってきます。また、その騒ぎを見つけて、否定・肯定を含めて、新たな参加者が増えます。

 つまり、まとめると、こうなります。

  1. あなたが叩くコメントをする。
  2. 自分の友達のニュースフィードに表示される。
  3. 今迄知らなった「嫌いな奴」を、自分の友達が知る。
  4. その中から、積極的な肯定者と否定者が現れる。
  5. 肯定・否定、どちらにしても、コメントやいいね!等の何らかのアクションを起こす
  6. 1に戻る

 つまり、嫌いだ!と相手を叩くことは、プチ炎上を生みます。それは、「嫌いな奴」の賛同者を増やす為に、自ら加担をしています。まさに言葉通り、「思う壺」です。

スルーorブロック

 社会的に「絶対悪」なことであれば、叩いても賛同者は増えないかもしれません。しかし、世の中の殆どは、価値観の相違で好き嫌いが分かれることの方が、圧倒的に多い。

 そこで嫌いだからと相手を叩くと、更に自分の不愉快さを増す結果を呼ぶ。Facebookには、そういう作用があることを自覚しなければなりません。
 つまり、もし本当に嫌いで堪らない。見たくない!その場合は、無視をすること。これが一番です。操作的に言えば、さっさとFacebookでブロックしてしまえば、スッキリします。

好きの反対は無視

 世の中には、どうしても自分に受け入れ難い価値観。生理的に合わない人。兎に角、「嫌いな人」がある場合があります。

 しかし、「嫌い」という感情を自分の中で持ち続けると、自分の精神が一方的に疲労するだけ。しかも、それに感情的に行動すると、今回のように、相手の利益を生む場合すらあります。

「好きの反対は嫌いではなく、無視である」
これは、Facebookのコメントで頂いた言葉ですが、非常に名言です

 「嫌い」に置きたくなる事象は、「無視」に入れて、「嫌い」を生まない。これが、最も自分にとってのベスト。どうしても逃れられない、直接の関わりがなければ、そうやって対処しては如何でしょうか。

 最後に誰に聞いたか忘れましたが、重要な言葉を書いて、終わります。

強いから無敵ではない。自分の内に敵がいない。
これが無敵。

今回のまとめ
嫌いな相手には反応せず、スルーかブロックする

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