Kloutスコアで一喜一憂しない。そして、自慢もしない


急に日本でも聞かれるKloutなる指標

何だかここ最近、Kloutという、ソーシャルメディア上の指標が、にわかに界隈で騒がしくなっています。
私はKloutスコアが高い!とか、有名人の~さんを抜いた!とか、そんな話です。

この現象、一時期の、Twitter はフォロワー数が多いほうがいいとか、facebook は友達数が多いほうがいいとか、そんな、安易な流れに向かっているのを感じています。
はっきり書きますが、なんでも数さえ上げれば何とでもなるなんて、社会はそんな単純なものでは無い筈です。

そもそもKloutって何?食べれるの?

そもそも、Kloutとは何でしょうか。
Kloutとは、Twitter、Facebook、LinkedIn、google+、youtubeなどなど、非常に分かり難い、主要なソーシャルメディアにおけるユーザーの影響力を、所定の計算方法により、総合的に算出した数字の事です。
解説は、こちらのリンク先の記事をご参考に。

Kloutスコア: あなたのソーシャルメディア上の影響力がわかる決定版指標

ソーシャルメディア上の便利な指標の一つとして、主に欧米で使われていたKloutが、最近は、日本でも注目されるようになったという事ですね。
そして、ソーシャルメディアでの影響力を、客観的な数値で測れるというのは、確かに便利なサービスですが、本当に絶対的な指標として使えるのでしょうか?

Klout

社会の実態との整合性が取れていないKlout

実際の数値を見てみるとわかりますが、有名人・著名人でもソーシャルメディアをあまりやっていない人のクラウトスコアは60台になります。

逆に普通の人でも、ソーシャルメディアにのめり込んでいる人は、70台のハイスコアを叩き出します。

つまり、リアルでの社会的な影響力と、ソーシャルでのKloutスコアの高さは、まったく別ということです。

ここを勘違いして、自分は著名人に匹敵する影響力があるんだと言わんばかりに、Kloutスコア自慢をデカデカとし始めたら、周囲の良識ある友達ほど総スカンを食らいますよ…

結局、自分が努力してきた活動が、ソーシャルメディアの世界でも認めらているのか。その指標にはなります。しかし、それは社会的評価の指標とはならないことに、留意をするべきです。

Kloutを目的にしてはならない

当たり前ですが、Kloutスコアを上げる為に、ソーシャルメディアに取り組む事は、まさしく、目的と手段のはき違えでしかありません。

また、最近では、意図的にKloutスコアを上げる為に、+Kを相互に付け合ったりするとか、Twitter やFacebook でコメントやシェア・RTをしあったりするとか、そんな事をやっている人もいると聞きます。

はっきり書きますが、今の状況で、社会の実態に合わないKloutの現状が続けば、仮に多くのユーザーが意図的にKloutスコアを高くして、それを誇示できしたとしても、Kloutは、信頼のできない指標として、日本人に認識されるだけで、無意味です。
それよりも、あなたが大切にすべき人を、誰よりも大切にして、交流をしながら、その中でソーシャルメディア上の友達・ファンとの繋がりが、適切に行われているのか。それを確かめる指標として、 Klout は便利に活用してください。

今回のまとめ
KloutスコアUPを目的とせず、指標として正しく使う