ネット初心者なのにソーシャルメディアで成功事例になる人4パターン


正直者は得をする

成功するのは「いい人」だから

 ホームページ時代、インターネットでの成功事例は、SEOをきちんと実施し、ホームページも売れるデザイン・構成を綿密に行う。IT技術や知識は必須でした。

 しかし、ブログからソーシャルメディアへブームが移行し、特にFacebookの成功者には、ネット初心者でIT知識が全くないのに、飲食店の店長の元にお客さんが集まったり、中小企業のアナログ社長が受注を取る。こんな、今までに考えられない成功パターンが多発しています。

 これは、特にSNSが、その基本単位が情報ではなく、人の繋がりで構成されているが故の変化です。

 実際、Facebookでやたらと人が集まる地方のコンビニの成功要因を分析しみたら、その要因は「店長がいい人だから」で終わってしまったという笑い話も聞きました。
 このFacebookで支持され、集客や受注に繋がる、個人への信頼が高い「いい人」とは、何か。私が会ってきたFacebookの成功者から分析しました。

「いい人」の4パターン

 まず、人から評価され、集客・売上に繋がるまでには、高い信頼が基本です。その信頼を2つに分けます。まず、能力実力で構築される信頼。次に、交流で構築される信頼。その2つの軸を元に配置したのが、下記4パターン。

ソーシャルメディアで高い信頼を得る人

誰もが認める人

 能力・実力が高く、尚且つ、対人スキルも高く、自分のコミュニティを構築し、多くのファンを持っているカリスマリーダー型。
 当然、人が集まりますが、ここに至るのは、極少数です。

凄いと思う人

 対人スキルは、そんな得意ではないが、ずば抜けた能力・実力が高いが故に「凄い!」と認めてしまう、プロ職人型。

 このタイプの人は、今までに、凄いのに伝わらない、のがジレンマでした。しかし、簡単に動画や写真がアップできるソーシャルメディアの発達で、このタイプの人にも注目が当たるようになってきました。

お世話になった人

 同業と比べても、ずば抜けた専門能力は特にないが、非常に面倒見がよく、常にコミュニティの中心にいるような、世話役・恩人タイプの人。
 Facebookでは、イベントやグループ機能などで、人が集まるコミュニティが増えた中で、非常にこのタイプで成功している人が多いです。

とても頑張っている人

 専門能力は発展途上の「そこそこ」程度だが、前向きに頑張っている姿に感動して、思わず助けてあげたくなる、ひたむきにコツコツ系。
 このタイプの人は、口下手で素朴な性格が多く、頑張っているのにアピールが弱い。それが、ソーシャルメディアでは、本人以上に、周りの人達がどんどん応援してくれる形です。


 ソーシャルメディア系で、ファン数や友達数でなく、ネット初心者なのに集客・売上で成果が上がっている店長・社長を思い出すと、ほぼ、この4区分に分類されます。

 一度、あなたの周りの成功者も、分類して確かめてみてください。

レインボーブリッジ

突き抜けてこそ成果になる

 ここで重要なのは、いずれかの区分に突き抜けなければ、目に見えて大きな成果にはならない、という事です。

 「楽しい人」や「明るい人」などは、人付き合いをするか否かの判断として重要ですが、実際に金銭をやり取りするレベルの「高い信頼」という所にまでは至らず、まだまだ中途半端です。いずかに突き抜けなくては、なりません。

 しかし、能力・実力の方面で突き抜けるには、修練が必要ですから、直ぐには無理です。
 残る選択肢は、ひたすら人と人をつなげるなど、無私の活動で「お世話になった人」となるか。今まで以上に、血反吐を吐いて努力を積んで、周りから認められる「超がんばり屋」となるか。2つに一つでしょう。

人の評価は絶対でなく相対

 また、大切なのは、「人間の評価」に絶対はない、ということ。

 例えば、好感度タレントの一位の人には多くのファンがいますが、その裏にはアンチな人も必ず居ます。逆に、嫌われているタレントの一位もたくさんのアンチの裏には、少なからずファンも居ます。

 100人のうち100人にいい人と思われることは不可能。その中でFacebookで成果が出ているのは、自分のことをいい人だと共感している、世の中でも「一部の人」に、適切にアプローチがされている証拠です。
 「いい人」だと思ってくれる人がどこにいるかを、論理的に見ていくのが、経営戦略・マーケティングという分野になりますので、ここはしっかりと勉強して頂きたいたいです。

 経営・ビジネスの初心者さんには、しっかりと自分が突き抜け、自分がやっていることを、ソーシャルメディアに写真や動画などで想いを込めて投稿しましょう。その中で、実際に自分に反響をくれて、応援してくれる人達を、なによりも大切にしましょう。

 まずは、そこがスタートです。

今回のまとめ
兎に角、一生懸命に突き抜ける