経営者へ。2020年は見極めないと破滅に向かう?


あけまして、おめでとうございます。
新年もよろしくお願い致します。

今回は中小企業・自営業の経営者さんに
「2020年は見極めて手立てを打たないと、会社や店を潰す年になるかも」
というオドロオドロしい話です。

2020年の景気予測

オリンピックがあるのに景気減退?

今年はオリンピックもあるし、きっと日本の景気が良くなると思っている経営者もいるようです。
しかし、「2020 景気予測」で検索して記事をみれば分かりますが、予測のほとんどは「景気減退」という論調です。

  • オリンピック需要は建設などで終わっており、オリンピック後の落ち込みの方が怖い
  • 米中貿易戦争が解決が長引き、先が見えない。日韓関係も冷戦まま
  • 更にイランの件で、アメリカが中東戦争?株安・石油高・円高で、日本経済に大ダメージ?
  • 国内消費は消費税増税による冷え込み続く。キャッシュレス還元策でも打開いたらず。

ほんと、マイナス要因ばかり目立ちます。
さらに今年の夏、東京オリンピックの終了後は、日本の景気が良くなる要因が殆どありません。

今の状況だと、2020年の日本の景気は、うまくいって「景気後退」。
世界情勢が危うくなる。はたまた、昨年のように大規模災害が重なれば「不況 or 大不況」におちいる可能性も高い。
経営視点で、本当に「危険な年」であると認識しておくべきです。

バブル崩壊

世の中の構造が変わる年

2020年は景気だけでなく、世の中の構造が大きく変わっていく年です。

  • キャッシュレスの浸透で銀行が不要に?お金の流れ方が変わる
  • 若者だけでなく社会人もYouTubeを見る。TVの終わりの始まり
  • 本もブログも読まず、信頼するのはSNS。情報の拠り所が変わる
  • 店探しにホームページ不要。Googleマップの写真とクチコミで探す。集客が変わる

他にもたくさん、変わるものはあります。
ここで課題は、ほんの1・2年で一気に大きく変わることに、経営者は対応する必要があるということです。

2020年 早々に経営者がやるべき2つ

2020年は「景気悪化」「構造変化」の2つが重なって、経営が大きく悪化する可能性も高い年です。
気付いた時に手遅れにならないため、2020年に取り急ぎ経営者がやって欲しいことは、二つあります。

①より積極的に情報を集め、手立てを考える

例年以上に積極的に情報を集めましょう。

特に商工会議所や商工会で実施される無料セミナーには、ぜひ参加してください。今年も各地で、消費税やキャッシュレス対策、SNS系などがテーマのセミナーが多数開催されます。

また、自社にとって必要な情報だ、と思われる内容であれば、有料のセミナーも参加して、内容を吸収しましょう。
そして、これから自社の業界や、経済や構造が、どう変わっていくかを正確に見定めて、必要な手立てを打ちましょう。

経営分析

②景気悪化の前に集客できる仕組みを作る

ここまで書いた通り、日本も大不況に陥り、売上の激減に遭う可能性から逃れられません。特にオリンピック後が危ういかな、と個人的にはみています。
仮に不況になっても、ある程度の売上が維持できる「集客の仕組み」を作っておかないと、会社が危ういです。

2020年の「集客の仕組み」を大別すると、下記の4パターンです。

  1. 検索エンジンから、ホームページに誘導して集客。
  2. Google検索でGoogleマップ表示。自店スポットに誘導して集客。
  3. SNSやYouTubeを運用してファンを増やして集客。
  4. LINE公式アカウントで既存顧客にアプローチをして集客。

不況でも売上を維持するなら、最低でも一つ。理想的には4つ全ての仕組みを、不況になる前に、完成させないといけません。
もし、オリンピック後に不況へ突入するなら、仕組み作りに残された猶予は半年ちょいという事。かなり時間がありません。

早々に仕組みの作り方を勉強して、その運用を開始してください。

札束

昭和・平成の経営が通用しない令和

飲食店の倒産件数は2019年は過去最多など、すでに危うい兆候も見えている日本経済。

昭和どころか、平成の成功体験にもとづく経営ですら、もはや令和では時代遅れになりかねません。

変化が早すぎて、経営者がついていくのは大変ですよね、よく分かります。しかし、変化に対応しなければ、会社はたやすく潰れます。

常に状況を把握して、正しい経営判断をくだす。それが経営者の責任。
しっかり腹をくくって、荒波の2020年を乗り越えましょう!