Facebookページに自動再生適用
Facebookのニュースフィードに流れてきた動画が、音無しで自動再生されるように、仕様が変更されました。実は、この自動再生は、個人アカウントの場合のみで、Facebookページの動画投稿では不適用でしたが、それも解禁されたようです。
その結果、動画の拡散力が増して、更に動画活用が重要なものになっています。
似た動画なのに結果が大違い
ここ最近、大人気の猫ちゃん動画があります。
きなごむ日記より
海外にも人気は波及して、この記事を書いている時点で、いいね!8万件、シェア1万件越えですから、かなり凄いですね。
しかし、このFacebookページ、過去にも、似た猫ちゃんの「行水動画」を何本か投稿しています。しかし、これまではシェア件数が、最高でも350件程度でした。それが、自動再生の威力で、突然の大ヒット。
今回の自動再生の適用は、魅力的な動画であれば、ユーザー13億人のFacebook内で、一気に日本を越えて拡散される可能性があることを示唆しています。
動画は5秒ルール!
さて、Facebookページの解析機能には、便利な機能が沢山あります。投稿した動画の、時間経過毎の再生維持率が見られるのも、その一つ。(個人アカウントへの投稿動画には解析機能はありません)
それで、実際に、ここ最近の投稿動画のデータを見てみると、どの動画も、5秒前後で視聴者が7割脱落。残存率は3割程度。
つまり、「Facebook動画は冒頭5秒で決まる」。
これはよく考えれば当然。多くのユーザーは、スマホでツラツラとニュースフィードを流し見ているわけで、一つの記事で手を止めて見るのは、まずは5秒程度という事。
そこで、面白いと思われなければ、記事は流されてしまい、自動再生もオフになるということです。
Facebook動画のポイント
では、5秒ルールを踏まえて、Facebook動画の活用ポイントを列挙してみます。
- Facebookには直接動画を投稿する(YouTubeを貼っても自動再生されない)
- 自動再生の時点では、音声は聞こえないので、無音でも興味の持てる画作りをする
- 特に冒頭5秒は、継続して見たくなるような”画”を持ってくる。人物系であれば、表情豊かで楽そうな、画面から溢れんばかりの雰囲気を出す
- ターゲットが明確な動画であれば、5秒でターゲットに伝わる画作りをする
- スマホ閲覧ユーザーを考えれば、3分以内の短い動画で収める
もはやFacebookに動画は欠かせない
以前のブログ記事で書きましたが、2014年の5月から7月の、たった2ヶ月でFacebook内の動画の再生回数は1.5倍。一日の動画再生数は10億回に及ぶそうです。
これをFacebook社が発表するということは、これからのFacebookは動画推しですよ!と宣言しているようなもの。
同じく、映像系に入る、写真投稿が無くなることはありませんが、写真と並んで動画が使われるのは「既定路線」です。
Facebook内でも戦略的な動画活用を、今から考えておきましょう。
ビジネス関連の重要資料
▶Facebook動画からHPやブログに直接リンクが可能になりました
▶スマホがあるなら、Facebookのコメント返しは音声入力がお勧め