成功の明暗を分けるのはセミナー後の「1分」です


セミナー受講生の明暗

おかげさまで、7月半ばの時点でソーシャルメディアのセミナー・研修の2016年の講師数は、既に80本を超えて、好調です。ご受講の皆様、ありがとうございます。

2009年のソーシャルメディアブームから、これまで講師を600本以上やっていますと、セミナー後に成功する受講生と、成功しない受講生の違いが、いくつか見えてきます。
大きな違いの一つが、セミナー後の「1分」の使い方ですね。
はちえん。セミナー風景

名刺交換・質問に来る人は成功する

これまでの経験を振り返ってみると、セミナーを聞き、実践して成功する人はセミナー後、多くの人が講師と名刺交換会タイムに来て、質問されます。

まあ、そもそもが質問に来る時点で、行動力がある人なので、成功しやすい資質を持っているという事はいえます。が、大切なのは質問ですね。

商才がある人は、セミナーで聞いた内容と自社の現状と照らし合わせて、今後進める上でのポイントを、ズバッと的確に質問されます。
そして、それを元に、即行動しますから、ほんと、講師が驚くほど、成果が早い!

また、一見、商才がなさそうな「ド初心者」の人でも、自分の現状を簡単に話した上で、今後どのようにすれば良いか、素直に聞いてこられる。
こういう人は、アドバイスを素直にコツコツ実践するので、少し時間はかかっても、いつの間にか、成功者に化けている事例もありますね。

というか、うちの場合、初心者の中小企業・自営業がほとんどなので、多くは後者のタイプです。

セミナー後の名刺交換タイムは特に良い

セミナー後の名刺交換&質問タイムは、セミナー中よりも、受講者にとって、短時間に的確なアドバイスをもらえるという事実を知らない方が、そもそも多いですね。

セミナー終了後は、名刺交換に希望者が並ぶ事が多い。そうすると、1人あたり1・2分程度で短くまとめて、次の人にいかなければ、というプレッシャーが、講師にはあります。
なので、実力ある講師であれば、質問者に対して、短く的確に、納得できる回答をズバっと行い、次の人に進めて行く。

本来なら有料コンサルティングで話すような本質的な戦略部分も、1・2分の短時間に詰め込んで、わかりやすく方向性を示してくれますから、「聞かないのは損!」なんですよね。

ただし、短く適切なアドバイスが頂けるかどうかは、講師の実力だけでなく、考え方や性格によっても大きく左右されます。
が、聞くのはタダですから、セミナーを聞いて、講師に実力がありそうだと感じたのであれば、セミナー後に名刺交換会&質問は絶対にした方がお得ですね。

成功する質問タイムにするには

セミナー後の1分の名刺交換&質問タイムを、あなたの実践に繋がる有意義なものにするためのポイントをまとめておきます。

1.受講スケジュールに余裕を

セミナーの終了時刻よりも、余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。セミナーの進捗で、終了時間が若干伸びてしまい、その時間がなかった!では、勿体無いですから。

2.他者へのアドバイスも聞く

前に並んでいる他の人に対して、講師が行うアドバイスも、実はかなりビジネスヒントの宝庫です。耳をダンボにして、聞いておきましょう。

3.実践につなぐ重要な一問に絞る

質問者1人当たりの応接時間は1・2分程度です。
セミナーを聞いて、自分が実践する上で、最も疑問だった部分の一問に絞って質問をしましょう。
初心者で何を聞いていいのか、よく分からない…。そんな場合は、自社ビジネスの現状を簡単にまとめて話して、今後何をすればよいか?率直なアドバイスを求めましょう。

さらに成功に繋がる懇親会

講師を囲んでの懇親会が予定されている、セミナー・研修もよくありますね。その場合、積極的に参加すると、さらに成功する確率が上がります。
それは懇親会の方が、より長い時間のアドバイスを頂けるというのも、大きな理由の一つ。
が、セミナー後の懇親会が、あなたの成功の扉を開く鍵になる理由は、その他にもあります。

セミナー後の懇親会の効能については、また近いうちにブログに書きますね。