大キャンセルが発生!
観光業にとって、稼ぎ時のお盆。この時期の売上が、経営を左右するといっても過言ではない、重要な期間です。
しかし、二日前に団体80名、計四日間の予約がキャンセルで、突然に旅館がガラ空き!しかも、お盆で食材を仕入れ済み。
こんな死活問題が起きたのが、愛知県南知多の料理旅館 紅葉屋。その窮地を、女将の畑中きみかさんが、Facebookに訴えた所から、奇跡が始まりました
次々に広がるシェア
実際の畑中さんの投稿はこちら
投稿時間は8月13日の昼。
率直に危機を、個人アカウントで訴えた所、続々と広がるシェア。その数は600件を越えました。
丸空きの部屋が埋まり出す
畑中さんが必死の訴えの投稿をした、8月13日の夜には、こんな投稿がされています。
半日で3組の宿泊予約。しかし、それだけでは留まりません。
僅か2日で、丸空きが満員に
翌日の8月14日の女将の畑中さんの投稿はこちら。
なんと、8月13日に大キャンセルにより、8月15~18日が旅館丸空きという、悲惨な状況から紅葉屋は一転!15と16日は満室。17と18日も予約順調との事。
危機をFacebookで訴えて2日足らずで、この回復劇。まさに信じられないお盆の奇跡といえるでしょう。
シェアされた理由
この奇跡の理由を、ザクっとシェアなどの文章なども見て、分析してみます。
他人事と思えない
シェアやコメントに多かったのが、こちらのフレーズ。
Facebookには、自分の商売に活かすために活用しているユーザーが多い。実際に、商売をしている人達から見て、今回のキャンセルによる大損害は痛いほど、よく分かる。
そこで、少しでも助けになればと思い、シェアした人が多かったという背景があったようです。
女将さんの人柄が評価されていた
料理旅館 紅葉屋の女将、畑中きみかさんが窮地を訴えた時点で、周りのFacebook友達がシェアをしていなければ、今回の奇跡は起きませんでした。
なぜ、シェアされたかといえば、畑中さんの人柄と商売への真摯さが評価されていたからでしょう。
それは、畑中さんの個人のFacebookへの投稿や、紅葉屋のFacebookページなどで、お客様との交流具合をみてみると、窺い知れます。
Facebookで救われた訳ではない
こういう話題があると、「Facebookの奇跡」と捉える人が多いですが、Facebookさえやれば、こんな奇跡が都合よく起きるわけではありません。
何よりも、リアル・ソーシャル通して、日々しっかりとお客様と交流して、その絆を強めていったからこそ、起きた奇跡なのです。
つまり、Facebookが奇跡を起こすわけでなく、人のつながりが奇跡を起こす。
その、つながりを加速させる媒体として、Facebookが、とても有効なツールとして働く場合がある。そういうことです。
万が一の危機でも、あなたの日々の行いによっては、奇跡は起こるべくして起こる。
ぜひ、商売人こそ、大切な人を大切にして、Facebookだけでなく、全てにおいて、交流を積み重ねましょう。
今回のまとめ 奇跡は日々の積み重ねから