Facebookページはオマケ。企業が知るべきファンの本音

死屍累々の日本のFacebookページ

 日本でもFacebook ブームが始まり1年を過ぎました。誰もが知っている大企業を含み、企業のFacebookページも沢山増えましたが、その運用成果については、かなりの疑問を残しているのが現状です。
 また、中小企業や個人事業主のFacebookページに至っては、作ってしばらく運用をしてみたが全く反応がなく、結局は更新を諦めて停止してしまった、お墓のようなFacebook ページも恐ろしい勢いで増え続けています。

 企業のFacebookページ運用が上手くいかない理由は、そもそもFacebookを使う目的が、事業者と個人では完全に食い違っている事に、気付いていないからです。

Facebookページなんてオマケ

 企業がFacebook を使う目的は、Facebookページをユーザーに見て貰い効果的なプロモーションや、商品の販売につなげたい。企業に調査をするまでもなく、ここに尽きるでしょう。

 それでは、肝心のユーザーがFacebookを使う目的は何か。Facebook のアンケート(クエスチョン機能)を使って、ストレートに尋ねた結果は下記の通りです。

ユーザーがFacebookを使う目的の調査結果
実際のアンケート実施はこちら

 見る限り、特に違和感なく妥当な結果ではあります。

 しかし、企業が気づかなければならないポイントは、Facebookページで情報を得ることを目的としているユーザーは僅か2%でしかないという現実です。つまり、Facebookユーザーは、Facebookページの投稿を読んだり、いいね!したりする事に、まったく重要性を感じていないのです。

 そんなオマケ程度のFacebookページに対して、企業は顧客にビジネスが出来る!と、過度の期待を抱きながら、全く望まれていない、告知や販売ばかりをしている。

 そんな完全ミスマッチの状態が続けば、Facebookページが死屍累々と積み重なるのは、当然の結果です。

Facebookページの2つの成功要因

 しかし国内でも成果を出している企業のFacebookページもあります。それらの成功要因とは何か。それは、先ほどのアンケートの上位結果から導きだせば一目瞭然です。

  1. ファンとの交流から、友達と同等か、それ以上の深い信頼関係が構築できている
  2. ファンが常に収集をしてシェアをしたくなるような、価値の高い情報を投稿し続けている

この2点に尽きるという事です。

早急にページ運用の見直しを

 Facebookは公式に、Facebook ページではファンと対話をするべきと明言しています。そして、Facebookページを運用する上でのライバルは、同業他社のFacebook ページではなく、ファンの友達である、とも言っています。

 広告や販促担当者にとって、今までの折り込みチラシやホームページなどの従来の販売促進の媒体と比べて、Facebookページを成功させる為のハードルは高い!企業プロモーションの延長線くらいの気持ちで、Facebookページに取り組んでも、絶対に成果は出ません。

 皆さん、ビジネスの場で顧客の信頼を得る事が、どれだけ重要であり、大変である事かは体感をしておられる筈。人と人との交流の場であり、実名制の社会そのものであるFacebookも、同じく重要であり大変であるビジネスの場。

 もし、現状でFacebookページの成果が全く感じられないのであれば、このまま続けていても、ビジネスの成果を出すことは難しいでしょう。

 その場合、第一に顧客との深い交流をどう行うか。第二に顧客にとって価値の高い情報とは何であるか。その2点において、Facebookページ運用の見直しを早急に行うべきでしょう。

 あなたの会社のFacebookページが、多くのファンに喜ばれ、温かい交流が次々と生まれる、素敵な場になることを祈ります。

今回のまとめ
Facebookページの厳しい現実から運用を再検証する

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株式会社はちえん。代表取締役・講師 坂田誠

この記事の著者坂田誠

株式会社はちえん。代表取締役。中小企業の生成AI活用・SNSマーケティングを支援する講師・コンサルタント。人材会社の株式会社ヒューマネットで、営業、採用・人事、経理・総務、Web集客など幅広い実務を経験。自社のホームページ集客で培った知識を経営者向けの勉強会で伝え、2010年にはちえん。を設立しました。

全国の商工会議所・商工会・行政・企業などで登壇し、2010年以降、SNS・IT・生成AIなどをテーマにしたセミナー講師実績は累計1,400本以上。共著に『Facebookマーケティング プロフェッショナルガイド』(マイナビ)があり、NHKニュースやTBS「news23」などでAIに関する取材・出演実績もあります。

2022年から生成AIの活用を深め、現在はAI社員・AIエージェントを含む業務設計や導入を支援。AIに任せる作業と人が確認する工程を整理し、情報管理や最終判断の責任にも配慮しています。経営者と現場の双方の視点から、専門用語をかみくだき、集客・採用・業務改善に使える具体的な方法を伝えることを大切にしています。

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