今急増!初心者がネット詐欺に遭わない為に!
「利用停止になります」「本人確認が必要です」。こんな通知に、思わず指が動いてしまいそうになることはありませんか。まず覚えてほしいのは、急がされても、届いたリンクから手続きしないという習慣です。
フィッシング対策協議会の報告によると、2025年のフィッシング報告は245万4,297件、2024年の約1.43倍でした。これは協議会に寄せられた報告の数です。本作の「急増」という副題の背景として、この期間の増加を紹介しています。
私、株式会社はちえん。の坂田誠が、信じやすいハチオと、優しく助言する菊理はちこの物語を、表紙と本編九ページに沿って解説します。難しい言葉はかみくだき、個人情報とお金を守る五つの対策を、今日できる行動にしていきましょう。
執筆・解説:株式会社はちえん。坂田誠。漫画の被害や会話は、学習のための創作です。

表紙|怖い通知に負けない、五つの習慣
- この漫画は、ネットに不慣れな方が個人情報とお金を守るための五つの習慣を学ぶ物語です。自分ならどうするかを考えながら読んでください。

1ページ|「利用停止」の通知で、焦らせる手口
- ハチオは、届いた通知を信じて情報を入力してしまいます。「利用停止」「本人確認」「今すぐ」という言葉は、考える時間を奪い、偽の画面へ誘うために使われます。
- 本物そっくりの画面で、氏名、パスワード、カード情報などを盗む手口をフィッシングといいます。ロゴや丁寧な日本語だけでは、本物と判断できません。
- その場でリンクを押さず、入力や支払いを止めることが第一歩です。身に覚えのない利用があれば、放置せず、次のページの初動へ進んでください。

2ページ|入力してしまったら、すぐ止めて相談する
- カード情報を入れた、身に覚えのない決済がある。カード裏面などの正規の連絡先からカード会社へ連絡し、利用停止や不正利用への対応を相談します。
- パスワードを入力した場合は、公式アプリや公式サイトからすぐ変更します。同じものを別のサービスでも使っていたら、そこも変更。被害の広がりを防ぎます。
- 通知や画面、やり取りを証拠として保存し、一人で抱え込まず相談してください。恥ずかしさより被害を広げない初動を優先し、窓口の案内に従いましょう。

3ページ|届いた連絡から手続きせず、公式へ戻る
- メールやSMSにあるリンク、電話番号、QRコードを、そのまま手続きの入口にしません。相手が自分の名前を知っていても、本物の証明にはなりません。
- 普段使う公式アプリを自分で開くか、確認済みの公式サイトを使います。問い合わせ先も、届いた連絡ではなく、カードや公式サイトから探してください。
- 検索結果の広告に偽サイトが出ることもあります。日頃から正しい窓口を確認し、公式サイトをブックマークしておくと、慌てても戻りやすくなります。

4ページ|パスワードは、サービスごとに別の鍵
- 同じパスワードを使い回すと、一か所から漏れた情報で、メールや通販などにも入られる危険があります。サービスごとに違うパスワードにすることが、被害の広がりを抑えます。
- 誕生日や名前などから推測できる文字は避け、十分に長く、推測されにくいものを選びます。一文字だけ変えるような、規則的な作り方も避けてください。
- 暗記が難しければ、パスワード管理機能の利用を検討しましょう。管理機能を開くための認証や端末の画面ロックも守り、他人と共用しません。

5ページ|追加の本人確認と、認証コードの守り方
- 使えるサービスでは多要素認証を設定します。パスワードに加え、手元の端末などで本人かを確かめる仕組みです。パスワードが漏れたときの備えになります。
- パスキーは、指紋や顔認証などを使ってログインする方法です。対応サービスでは、偽サイトへパスワードを入力させる手口の対策として検討できます。
- 追加認証があっても、認証コードを他人に教えたり、偽画面に入力したりしないことが必要です。入力は、届いたリンクを使わず、自分で開いた公式の画面で行います。

6ページ|更新と画面ロックで、スマホを守る
- スマホ本体の仕組みやアプリの更新には、見つかった弱点を直すものがあります。後回しにせず、可能なら自動更新を設定し、更新表示も確認しましょう。
- 紛失や席を離れるときに備え、画面ロックを設定します。暗証番号は誕生日などを避け、他人に教えません。顔や指紋による認証も選択肢です。
- アプリは公式ストアで提供元も確認して入れます。届いたメールの案内や、突然出た警告から安易に追加しないでください。難しければ、信頼できる人と画面を見て進めましょう。

7ページ|登録・写真・紙。情報は必要な分だけ
- 登録フォームでは本当に必要な情報かを確かめ、任意の項目まで埋めません。利用目的が不明、求める情報が多すぎると感じたら、入力を止めて確認します。
- 写真には、郵便物の氏名・住所や、生活する場所の手掛かりが写ることがあります。投稿前に背景も見直し、写さない、隠す、公開範囲を絞るなどで家族の情報も守ります。
- 紙の管理も大切です。必要な書類は他人が見られない場所に保管し、不要な個人情報のある紙は読めないように処分。ごみからの漏れも減らします。

8ページ|通知と明細で、異変に早く気づく
- カードの利用通知やサービスのログイン通知を設定すると、覚えのない動きに気づくきっかけになります。届いた内容を放置しない習慣をつけましょう。
- ただし、通知そのものが偽物の可能性もあります。確認は通知のリンクからではなく、公式アプリを自分で開いて行います。通知と公式確認を組み合わせましょう。
- 利用明細を定期的に見ることも大切です。少額でも身に覚えのない利用や知らない契約があれば、カード会社などへ相談。早く気づいて止める備えを持ちましょう。

9ページ|次の罠には立ち止まる。今日の五つを確認
- 新しい通知が来ても、ハチオは慌てて入力せず一度立ち止まるようになります。急がされても自分で確かめる行動を身につけることが大切です。
- 確認するのは公式から確認、鍵は別々、更新とロック、情報を減らす、明細を見るの五つです。いつも使うメール、通販、銀行などの設定と習慣を見直してください。
- 今日できる項目から始めてください。家族や職場でも、この五つの確認メモを共有しましょう。困ったときに相談できる相手と窓口も、先に決めておくと安心です。
今日から確認する、五つの対策
- 公式から確認する。 届いた連絡のリンクを使わず、普段の公式アプリや確認済みの公式サイトを自分で開きます。
- 鍵を分け、本人確認を増やす。 パスワードの使い回しをやめ、対応サービスで多要素認証やパスキーを使います。認証コードも守ります。
- 更新と画面ロックを設定する。 スマホとアプリを更新し、他人が勝手に開けないようにします。
- 情報は必要な分だけにする。 登録内容、写真の写り込み、書類の保管と処分を見直します。
- 明細を見て、異変はすぐ相談する。 利用通知や履歴を確かめ、知らない利用があれば公式窓口へ連絡します。
家族のスマホを手伝う方も、仕事用のメールや顧客情報を扱う方も、この五つを一緒に確認してください。職場でも、困ったときの連絡先と確認手順をそろえることが大切です。AIを仕事に使うときにも、個人情報や秘密情報を必要以上に入力しない習慣につなげましょう。
困ったときは、公式窓口から相談する
- カード会社・銀行・サービス提供会社:情報を入力した場合は、被害の表示を待たず、確認済みの公式窓口へ連絡してください。利用停止やアカウント保護など、漏れた情報に応じた対応を相談します。
- 消費者ホットライン188:契約や悪質商法などで相談先に迷ったとき、近くの消費生活センター等への相談を案内します。通話料がかかります。
- 警察相談専用電話#9110:緊急でない警察への相談先です。詐欺被害は最寄りの警察署にも相談できます。緊急に警察の対応が必要な事件・事故は110番です。
参考にした公式資料・出典
- フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2026」:2025年の報告件数と前年との比較。報告件数、被害人数、金銭被害額はそれぞれ異なる指標です。
- 警察庁「フィッシング対策」:公式アプリ・ブックマークでの確認、情報を入力した場合の対応。
- IPA「情報セキュリティ10大脅威2026[個人編]」:アカウント保護、認証コード、パスキー、通知・履歴確認など。
- デジタル庁「サイバーセキュリティ対策」:更新、画面ロック、アプリ提供元の確認など。
- 個人情報保護委員会「個人情報を考える週間」:日常生活での写真や登録情報などの取扱い。
- 個人情報保護委員会「通則編ガイドライン」:書類の適切な保管・廃棄を考える参考。事業者向けの内容を、家庭での実践例にも応用しています。
- 消費者庁「消費者ホットライン」、警察庁「各種相談案内」:188、#9110、110番の案内。
情報確認日:2026-10-08。設定項目や対応する認証方法は、利用する端末・サービスの公式案内で確認してください。
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執筆・解説:株式会社はちえん。坂田誠
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