【開催報告】経営者AI地獄の合宿 in 名古屋|2日間16時間でAIを実装する実践研修

文・監修:坂田誠(株式会社はちえん。代表取締役)

2026年8月7日・8日の2日間、名古屋で「経営者AI地獄の合宿 in 名古屋」を開催しました。第1日目は14:00から22:00まで、第2日目は9:00から18:00まで。休憩時間を除く研修時間は合計16時間です。名古屋だけでなく関東・関西から、14名の経営者が集まりました。

この合宿は、AIの知識を聞いて終える研修ではありません。参加者が自社の経営課題を持ち込み、AIを使って考え、戦略を描き、業務を見直し、文章・漫画・アプリ・ウェブサイトまで形にする実践型のAI研修です。

AIを知るだけでは経営は変わりません。経営戦略、業務、発信、仕組みづくりにAIを実装し、翌日からの行動へ変えることで、初めて成果につながります。

名古屋市伏見・モティベーション大学でAI活用に取り組む14名の経営者
名古屋市伏見・モティベーション大学で行った経営者向けAI実践研修

開催概要

項目内容
開催日2026年8月7日(金)・8日(土)
時間第1日目 14:00〜22:00/第2日目 9:00〜18:00(研修時間 合計16時間)
会場名古屋市伏見・モティベーション大学
参加人数14名の経営者(名古屋・関東・関西から参加)
主催株式会社はちえん。
講師メイン講師:代表取締役 坂田誠、サポート講師:リバイバルビジョン株式会社 CAIO 穂苅博人、丸山綾子事務所 代表 丸山綾子
懇親会7名参加

なぜ「AI地獄」と呼ぶのか

「AI地獄」という名前には、楽なツール紹介で終わらせない覚悟を込めています。慣れない操作に戸惑い、自社の戦略を言葉にし、日々の業務を細かく分解する。経営者自身が手を動かすため、簡単ではありません。

目指すのは、「知っている」から「使える」へ、さらに「経営成果につながる」状態へ進むことです。「AIが分からない」「使いこなせない」「何から始めればよいか分からない」という停滞から抜け出し、自社で試せる最初の仕組みを持ち帰ります。

第1日目|AIエージェントと経営戦略

Codexを使い、AIと仕事を進める

OpenAI公式のコード生成ガイドでは、Codexはソフトウェア開発を支援するコーディングエージェントと説明されています。コードの作成、レビュー、デバッグなどを支援する技術です。

研修ではCodexを、単にプログラムを書く道具としてではなく、業務の仕組み化、要件定義、アプリ制作へ進むための入口として扱いました。AIに一度質問して答えを受け取るだけでなく、目的と条件を伝え、確認と修正を重ねながら、AIと仕事を前へ進める使い方を実践しました。

経営者AI地獄の合宿で講師を務めるリバイバルビジョン株式会社CAIOの穂苅博人先生
リバイバルビジョン株式会社CAIO・穂苅博人先生によるCodex・AIエージェント実習

写真は、リバイバルビジョン株式会社CAIO(最高AI責任者)で、AI教育・コンサルティング事業「MAI」の代表・サポート講師を務めていただいた穂苅博人先生です。MAI公式プロフィールでは、直近1年で213本の講演・研修・セミナー登壇実績を公開しています。名古屋でのAI講師登壇数No.1(自社調べ)を掲げ、企業や経営者へのAI活用支援を行っています。当日は、CodexやAIエージェントを業務の仕組み化へつなげる実習で講師を務めました。

AI導入の前に、自社の未来を考える

ツールを選ぶ前に考えたのは、5年後・10年後の経営戦略です。自社の強みは何か。誰に、どのような価値を届けるのか。社会や顧客が変わる中で、どのような会社でありたいのか。AIとの壁打ちを通じて、将来像を具体化しました。

AI導入そのものを目的にすると、現場で使われない仕組みが増えます。経営成果を出すために、どの判断や業務へAIを使うのか。その順序を明確にすることが重要です。

E-E-A-Tを経営者の発信に落とし込む

E-E-A-Tは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字です。Google Search Centralの「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツ」では、E-E-A-Tは単独のランキング要因とは説明されておらず、なかでも信頼性が最も重要であるとされています。詳しい背景は、Google公式のE-E-A-T解説も参照してください。

合宿では「誰が書いたか(Who)」「どのように作ったか(How)」「なぜ作ったか(Why)」を明らかにし、会社情報の整合性、根拠、事例、AI生成文章の人間による確認まで扱いました。難しい概念を視覚的に知りたい方は、E-E-A-T解説漫画もご覧ください。

第2日目|戦略を発表し、実際に形にする

第2日目は、AIとの壁打ちで考えた5年後・10年後の経営戦略を一人ひとりが発表し、その実現を自分の言葉でアファメーションするところから始めました。

  • AIエージェントと特別スキルを使ったストーリー漫画制作
  • SNSとリアルの場を組み合わせた発信設計
  • 文章構成術を本人の経験・言葉・目的に合わせてカスタマイズ
  • AIエージェントを使った業務自動化
  • ChatGPTを使った経営・財務分析
  • 業務改善のための要件定義と、要件定義制作アプリの実習
  • ランディングページ、ホームページ、ウェブアプリ、ウェブシステム制作の実践

AIを使えば、試作品を作り、要件を具体化する速度は上げられます。一方で、開発費や完成品質は、要件、セキュリティ、外部サービスとの連携、テスト、運用体制によって大きく異なります。AIやCodexだけで、誰もが高額なシステムを簡単に完成できるという意味ではありません。

AIエージェントの最近の活用例は、AI社員Ver.2・新スキル紹介でも紹介しています。

受講者の声1|苦手でも、もう一回挑戦する

林恵理さんは、1月・4月に続き、今回が3回目の参加でした。AIへの苦手意識があり、参加前には不安もあったといいます。それでも前回より理解が進み、自分で作業を進められる場面が増えたと実感されました。

「苦手だから行かない」ではなく、「苦手だけど、もう一回行ってみる」

「66歳。まだまだ伸びしろ、ありました」

年齢や得意・不得意を理由に止まるのではなく、同じテーマへ繰り返し向き合うことで、自分の変化を確かめた体験です。

受講者の声2|AIを学ぶだけなら、もう意味がない

吉田哲朗さんは、今回で6回目のAI地獄の合宿参加です。過去の回と比べて今回が最もレベルが高いと感じ、AIエージェント、Codex、業務の仕組み化に大きな可能性を感じたと報告しています。

ChatGPTで考え、Codexで作り、AIエージェントとして動かす。その一連の流れを自社へ置き換え、自分専用のAIエージェント構築とCodex活用を始めると宣言されました。

「AIを学ぶだけなら、もう意味がない」

「知っている人ではなく、使った人」

これは実装後の成果報告ではなく、受講直後の実感と今後の実装方針です。全文は、公開範囲で投稿されている吉田哲朗さんのFacebook投稿をご覧ください。

関連イベントで見えたE-E-A-Tの実践

これはAI地獄の合宿とは別に、同日開催された「第18回 名古屋AI経営ビジネスサミット」の開催報告です。

同サミットには、リアル38名、オンライン10名の合計48名が参加し、懇親会には26名が参加しました。これらはAI地獄の合宿の参加人数ではありません。

第18回 名古屋AI経営ビジネスサミットでE-E-A-Tについて学ぶ参加者
AI地獄の合宿とは別に同日開催された第18回 名古屋AI経営ビジネスサミット

会場では、AIを業務や経営へ導入して得られた成果について、登壇者による具体的な報告も行われました。写真は、そのAI活用成果を報告する場面です。

第18回 名古屋AI経営ビジネスサミットでAI活用の成果を報告する登壇者
第18回 名古屋AI経営ビジネスサミットで行われたAI活用成果の報告

穂苅万博さんの開催報告では、E-E-A-Tを「AIで書けば評価される」という安易な発信への対策として捉え、Who・How・Whyの明示、実体験を証拠資産へ変える考え方、AIが出力した文章を人間が検証する必要性が紹介されています。

また、整体「安どう~To Your Wellness~」について、5月までの平均売上と比べて6月は2倍、7月は3倍になったとの報告がありました。この売上事例は穂苅万博さんによる本人報告であり、1店舗の事例です。すべての事業者に同様の成果を保証するものではありません。詳しくは、穂苅万博さんのFacebook投稿をご確認ください。

なぜこの合宿を開催できるのか

株式会社はちえん。は、2010年10月28日に設立しました。SNS、動画、ホームページ、AIを活用した業務効率化・販促支援を通じて、中小企業や地域事業者の実践を支援しています。

講師の坂田誠は、AI・ChatGPT・SNSをテーマに、企業や経済団体、商工会議所などで講演・研修を行ってきました。経歴や専門領域は坂田誠プロフィール、具体的な活動は講演・出版実績で公開しています。

合宿終了後こそ、本当のスタート

合宿後の懇親会には7名が参加しました。学びを振り返りながら、各社で何から始めるかを話し合う時間になりました。

  1. 合宿で得た内容を復習する
  2. 経営課題に合わせて優先順位をつける
  3. 自社の業務に置き換えて小さく実践する
  4. AIに任せる仕事と、人が判断する仕事を決める
  5. 一度きりで終わらせず、仕組みとして継続する

AIを「知っている」だけでは差はつきません。自分の会社で使い、検証し、改善した経験が次の判断力になります。

よくある質問

Q. AI初心者でも参加できますか?

A. はい。AIエンジニア養成ではなく、経営者が自社の課題へAIを活用する実践型研修です。

Q. プログラミング経験は必要ですか?

A. 必須ではありません。ただし、業務改善やアプリ制作の実習を行うため、ノートパソコンの持参を推奨します。

Q. 参加すればすぐに成果が出ますか?

A. 成果は、会社の状況、課題設定、実行量によって異なります。研修は、判断の質、企画の具体度、情報整理、発信、業務設計を前へ進めることを目的としています。

Q. Codexでは何ができますか?

A. OpenAI公式では、Codexはソフトウェア開発を支援するコーディングエージェントです。本研修では、業務の仕組み化やアプリ制作を考えるための実践的な入口として扱います。

次回のAI地獄の合宿 in 名古屋

次回は9月4日(金)9月5日(土)の2日間で開催します。ぜひ、AIを身につけたいとお考えの経営者は、奮ってご参加ください。

AI地獄の合宿 in 名古屋 2026年9月


編集方針:本記事は、講師本人の当日記録、受講者本人の投稿、公開募集ページ、GoogleおよびOpenAIの公式資料をもとに作成しました。生成AIが構成整理と文章編集を補助し、事実関係、引用、権利、表現は株式会社はちえん。が人間の責任で最終確認しています。個別の体験や事例は一般的な成果を保証するものではありません。

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