社内SNS導入で医者要らず?
- 支店から本社への電話が減る
- 社員の離職率も下がる
- 社長は風邪をひかなくなる
Facebookを企業内SNSに活用して、2年以上が経過した株式会社ナレッジデザイン 信田哲彦社長の口から出てきた、その意外な効果。
前回、2011年8月のインタビュー第一弾「社内SNSにFacebook活用/ナレッジ・デザイン信田哲彦氏」に続き、その後の変化・効果を第二弾として、インタビューさせて頂きました。(尚、より内容を理解する為に、第一弾のインタビューをご視聴ください)
中小企業の経営者、幹部の方には、お勧め。更に、社内の情報共有の不備に苛立つことがあったり、社員の定着率の悪さにお悩みがある、社長さんは必見です。
社内SNSはストレスフリーへの道
インタビュー動画(約25分)
内容抜粋
2年経っての現状
- Facebookは情報交換のインフラとして完全に定着。便利なものでなく、無いと困るものになった。
- その証拠に、支店から本部への電話は勿論、社長への電話も殆ど鳴らなくなった。
- 「申請と承認」というFacebookグループを使用し、スピーディーに処理。決済関係書類も激減。
- 休日でも会社で何が起こったか把握できるので、余計な心配をせずに会社に来れるようになった。
- ストレスが無くなったせいか、2年間、全く風邪をひかなくなった
- Facebook後は、社員の離職率が下がった。社員の不安・不満に、即手を打てるようになったのが、大きのではないか。
- 社内SNSを導入して、社員の孤立感・孤独感が無くなったのではないか。
運用ポイント
- 全てのやり取りを記録に残す
- Facebook内では社外に漏れても問題の無い情報のみを取り扱うことで、リスク管理する。
- Facebookアプリの使用禁止など、最低限のITリテラシーは教育している。
- 社内SNSを業務命令として強制するると、業務が増えると感じて、導入が進まない。必要性と、その便利さを伝えて、やる気を引き出すこと。
Facebookとプライベート
- Facebookグループでの仕事のやり取り以外、プライベートな部分には干渉しない。
社内SNSをやるべきは?
- 社内SNSで最も効果が上がるのは社長。
- 従業員規模30~100の企業に社内SNSは一番合う。
- 社内SNSで生まれた、経営者の時間的・精神的余裕は、何物にも変えがたい。
- 経営者としてFacebookグループで50人のメンテナンスは余裕でできいる。おそらく、150人くらい迄であれば可能そうだ。
経営者に大切なこと
- それは「本当の事を知る」。現場は社長に対して、大事にしたくないなど、「本当の事を言わない」ようになりがち。社内SNSで本当の事を、いち早く報告し、適切に回答をする事で、早期に解決する。そこがなによりも重要。
今後のナレッジデザイン
- 書店事業はamazonの登場で変わった。品揃えはamazonに任せ、よりお客様が来たくなるお店作りに専念していく。
今回のまとめ 社内SNS導入の成功には、やはりトップの意欲と関わりが大切
尚、社内SNSは使いたいが、FacebookやLINEはセキュリティ面などで不安がある、という方は「無料の社内SNS。Facebookに抵抗があればchatter」の記事をご参考ください。
合わせて、弊社では、社内SNS導入による情報共有および組織内の交流活性について、アドバイスもしております。ご希望の方は、フォームからお問い合わせください。