週1回しか再生されないYouTube動画。「年商」はいくら?


YouTube動画で儲かる?

再生回数=売上ではない

テレビや雑誌で、YouTube動画の再生から広告収入を得る、”YouTube”で稼ぐ、「YouTuber」の特集を目にする機会が増えました。最近は、そういう人達を、オンライン動画クリエーターと言うそうで。いやはや、時代は変わりましたね。

その一方、相変わらず、はちえん。では実業で稼ぐために、YouTubeをビジネスツールとして活用するセミナーや研修で全国を飛び回ってます。お陰様でネット売上の昨年対比で150~200%を達成する受講生も出てきました。

YouTuberが動画一本で100万回とか再生される。対して、そういう人達の動画は、多くても一本あたり4000回、普通で50回くらいです。なのに、成果が上がる。

動画販促で成果を上げるには、動画が売上であることを意識すべきです。

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ビジネスで成功するためYouTube動画の投稿本数が必要な理由/無料講座

週1回しか見られない動画の年商

さて、商品やサービスの動画をYouTubeにアップしたとします。YouTubeは、現状としてSEOで強いですから、検索でけっこう出てきます。そこから再生される。しかし、ニッチなキーワードなので、週1回しか再生されません。

大して宣伝になっていないように感じますが、その動画がもたらす売上はいくらでしょうか?
とはいえ、仮定条件が不足していますから、以下の条件も付け加えます

  • 検索エンジンから週1回再生
  • 興味をもって動画を見て、更にホームページクリックするのは7%(平均値。YouTube広告の値は5~17%)
  • ホームページに来て、申し込みをするのは2.8%(ネットショップのコンバージョン平均値)
  • 客単価は10万円の高付加価値の商品・サービス

数式で、この動画の年商にすると、この通り。

365÷7✕0.07✕0.028✕100000

計算すると、週1回再生の動画、その年商は10,220円
さて、多いですか?少ないですか?

動画一本30分で完成すれば…

実際、年間1万円の売上に対して、動画制作に1日まるまる掛かっていては、人件費でペイできません。
はちえん。では、iPhoneだけを使って、撮影・編集・アップロードまで、ちゃんと一定以上のクオリティの動画を30分ほどでアップすることを、研修で教えています。

動画一本30分で終わらせれば、30分で年商1万円。1時間で2本作れば、年商2万円/1時間を作れる計算。
スタッフ1人が、1営業日で1時間、動画2本をiPhoneだけで制作していけば、1年で、年商約500万円を上乗せする計算になります。

当然、様々な要因が絡むので、計算通りにならない事が多いですから、きちんと詰めなければいけません。
しかし、売上予測を立てて、広告宣伝の計画が立てられる。尚且つ、動画制作コストは、自社でやれば、ほぼゼロ円(コストは、iPhoneとiMovieとネット回線)。

営業・販売部門としては、取り組む価値は高いでしょう。

検索とクオリティを意識すると良いことが

少し話を戻します。

週1回再生の動画が年商1万円でした。これが毎日1回再生される動画になれば、年商7万円。

  • さらに、その動画のクオリティが高く、クリック率が平均の倍になると、年商14万円
  • その上、ホームページの出来が良く、申し込みがが平均の倍になると、年商28万円
  • ことさら、商品のグレードを上げて、20万円にすると、年商56万円

当然、掛け算なので、各要素を上げれば、動画一本あたりの売上はアップします。

動画で売上が欲しいなら

ということで動画販促で売上を確保したいならば、やるべきことは明確です。

  • 検索エンジンを意識した動画構成(YouTubeSEO)
  • 見てクリックしたくなる、動画のストーリーと品質
  • クリックした先で注文したくなる、ホームページ構成
  • そもそもの高付加価値な商品展開

この4つを揃え、尚且つ、動画制作を効率的に行えば、動画販促は成功します。

YouTubeスパムは2014年に終わる

最近は、YouTubeに動画をアップすると検索に強い。よって、兎に角、質を問わずに量をアップしろ、という動画マーケティング界隈の人が多いみたいです。
実際、YouTubeで検索で見てみると、手ブレは酷い。中身も適当。しかも、10秒くらいで終わるという、意味不明な検索狙いの”YouTubeスパム”動画が増え続けています。
それらの動画は、先ほどの売上アップ要素を満たしていませんので、大して効果は上がりません。

また、そういった動画が増えることで、逆に、YouTubeにアップしただけは検索に出てこなくなる、YouTubeスパムの終焉も、2014年内にやってくると考えています。

よって、動画の量もありますが、一定以上の動画の”質”を出せるスキルと体制を、今のうちに社内で内製化すること。合わせて、きちんと売上に落とし込める、買いたくなるホームページ(しかも、スマホ対応版)をしっかりと構築することです。

結局は邪道でなく正道

顧客対象を明確にして、その人達が欲しいキーワードを盛り込んで、動画で役立つ話をする。そして、ホームページで納得の上で、注文・契約を頂く。そのサイクルを、きちんと社内で継続する。
たった、これだけです。

楽して儲けたい、だけでインチキしようとする人達には、実は動画販促は不向き。
真摯にお客様と向き合いたい企業やお店こそ、動画販促は最適な手段です。

ぜひ、YouTubeをやりたいのではなく、自分のビジネスを伸ばしたい人こそ、しっかりとツールとして動画販促を活用してください。

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