mixiやFacebookで悪徳商法の被害に遭わないポイント


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mixiで400人、約5億円の被害

「ミクシィ」で利用者を誘い、うそを言ってエステ契約を結ばせたとして、警視庁生活経済課は6日、特定商取引法違反(不実の告知など)の疑いで、東京都内でエステサロンを経営していた「フランチェスカビアンキリミテッド」の実質経営者岡田真由美容疑者(40=東京都渋谷区富ケ谷)ら男女計5人を逮捕

6月6日付け 日刊スポーツより
参考:SNSできっかけを作って「食事に行こう」などと若者を誘いだし、高額なオイルマッサージの契約をさせていた事業者に業務停止命令

最近、SNSでのマルチ商法や、詐欺的商法の被害の話が増えています。これは、mixiだけでなく、Facebookやtwitter、LINEなど、どのツールでも発生する事案です。

今回の事件を教訓として、こういった被害に合わない為の注意事項を幾つかピックアップします。

SNS友達と初面談に注意

この手の詐欺のパターンの多くは、こんな感じです。

  1. 見ず知らずなのに、友達リクエストを送る
  2. メッセージやコメントを数回やり取りして、「友達になった感」を作る
  3. スタバなどのお店で会おうよと、誘う
  4. 話を盛り上げて、事務所やお店など、自分のホームに移動させる
  5. 巧みな話術や威圧などで、契約するまで帰らせない

ちなみに男性には女性を使って下心を利用。女性には同性の女性を使って、安心感を演出。更に、1対1ではなく、面談段階で複数人で囲う、気弱で断れない人に効果的な手法を使う場合もあります。

とはいえ、普通に友達付き合いの中で、悪気なく良いものを薦めてくれている可能性も無きにしもあらずなので、その辺りの判別と、業者だった場合の対応について、書いておきます。

騙されない為のポイント

SNS友達から誘われて、初めてリアルに合う場合に下記を気をつけましょう。

相手のホームに行かない

いきなり逃げ辛い、相手の「ホーム(事務所やお店)」には行かない。また、最初はオープンスペースで会って、そこから次にホームに誘われても行かないようにしてください。

商品サービスを薦めてきたら警戒

話の途中で、何かの商品やサービスに誘われたら、警戒ライン。

まず興味の有無は関係なく、物腰は柔らかに、しかし、且つ、「自分には必要ありません」と、はっきりと断る。相手が商売目当てでなければ、そこから話題を変えて普通に話が続く筈。
もし、貴方が興味があったらなら、再度、話をこちらから振ればOK。

しかし、明らかに不機嫌な態度に変わったり、しつこく薦めてくる場合は、商売目当てが確定です。
スマホのメールを見るふりでもして、「ごめんなさい。急用ができたので、ここ迄で」といって、にこやか、且つ、問答無用に立ち去りましょう。

あまりにも執拗な場合は

相手が執拗で終わらず、あなたが問答無用に立ち去れない性格、若しくは立ち去れない環境に追い込まれているならば、こう言ってください。

「商品の勧誘目的を隠して、このような話をされるのは、明らかに特定商取引法の不実の告知に違反している。これ以上、続けるならば、消費生活センターに通報する」
大抵はこれで、大人しくなる筈です。

身の危険すら感じる場合は

もし、脅迫まがいの高圧的態度や、複数人に囲まれて威圧など、身の危険すら感じる場合は、その前に自分のスマホや携帯電話で、所轄の警察の電話番号をセットしておき、危険だと判断した場合は、相手に気付かれないように、手元あたりで操作して、直ぐに警察に電話をしましょう。

悪徳詐欺勧誘の事後処理

もし、こういった悪徳詐欺商法の勧誘にあったら、その事後処理もしておきましょう。

友達から削除・スパム通報

二度と嫌な目にあわない様に、削除は勿論として、SNSの運営会社に悪徳業者である旨をスパム通報して、早めに悪徳業者のアカウントが削除されるようにしましょう。

共通の友達に知らせる

悪徳業者と友達になってしまっている、あなたの友達に、起こった事実をメッセージで告げて、あなたの周りの被害の拡大を防ぎましょう。

消費生活センターに通報

消費者と企業の関係から発生する、クレームや苦情を扱う、消費生活センター。悪徳業者の苦情が、一件では積極的に動きませんが、複数件入ることで、監査・指導が入りますし、本当に悪徳な場合は、冒頭の様に警察も動きます。
「地域名+消費生活センター」で検索すれば、地元の消費生活センターの連絡先が見つかります。一日も早く指導が入るように、悪徳業者の活動は通報しておきましょう

全ての行動には意図がある

結局、最大の予防法は

SNSで悪徳商法に騙されないための、最大の予防法は、そもそも「知らない人と友達にならない」ことです。

見ず知らずなのに、急に親しげに近づいてくる人は、多くは「あなた」が目当てではなく、「あなたの財布」が目当てです。
更に、あなたから大金を引っ張りだそうと画策する人ほど、あなたに親切かつフレンドリーな、「とても良い人」を装って近づいてきますので、質が悪いです。

特にFacebookを見ていると、何も考えずに友達承認をして、相手の意図を考えずに楽しそうに交流している人が多く、その筋の人から見れば「カモネギ」だらけです。

自分の身は自分で守る。この意識をしっかり持って、考えながら使うことで、被害なく、有益なSNS活用を行なってください。

今回のまとめ
見ず知らずの友達申請は業者と思え
Facebookで自分は勿論、友達に迷惑を掛けない為に知っておくべき事まとめ

Facebook初心者さん、このまとめもご確認ください