地域振興!行政から民間まで、5つのFacebook活用戦略のご提案


6つのFacebook活用戦略のご提案

本記事は、下記の方々への、ご提案として書きました。

対象

  • 行政の首長、ならびに地域振興の担当部署
  • 商工会議所・商工会
  • 各経営者団体。地域ソーシャル交流団体の責任者

提案内容

  • 地域政策のブレーンチーム構築
  • 民間を巻き込んだ地域プロモーション
  • 地縁・血縁の再構築に繋げるFacebook浸透活動
  • 地域出身者の全国・全世界ネットワーク
  • 地元を発展させるアイデア大会議

多少、長いですが、ソーシャルメディアを活用して、自分の街を元気にしたい!と情熱を持った方は、是非、ご参考にしてください。

名古屋市

上手くいっている自治体の特徴とは

全国各地でセミナーで呼んで頂き、色々な街に伺います。その際に感じるのは、ソーシャルメディアを活発な動きが見られる街は、行政と民間のキーマン達が、互いに連携をしながら、様々な勉強会やイベントを成功させ、盛り上がっていることです。

日本でもソーシャルメディア全盛の時代を迎えるにあたり、官民の垣根を超えた活動は、とても重要になっていきます。

行政と民間が一体になる重要性

今までも、行政と民間は、様々な方法で、地域振興を追求してきました。

更にソーシャルメディアを加えれば、時間と距離を超えて、意志のある人達が集まり、深い相互理解と、そして計画立案と実行のすり合わせが、今までよりも、短期間かつ迅速に展開できます。

ソーシャルメディア導入の成功ポイントは、リアルで行っている(行おうとしている)事業活動に、ソーシャルメディアを使う目的テーマ。そして、活用のルールを明確にした上で、中心コミュニティとして、きちんと組み込む事です。

ここからは、Facebookを中心に、どんな活用をすべきか、案として提示していきます。

都市の夜景


地域政策のブレーンチーム構築

対象:行政の首長

すでに存在すると思われますが、地域政策のアウトラインを構築していく為の、ブレーンチームをリアルだけでなく、Facebook上でも構築すべきです。
なぜソーシャルが有効かといえば、有能であるが故に多忙な方や、優秀だが、なかなか会って話せない県外の方も含めて、素晴らしいブレーン集団が、facebook上で一同に会するからです。

詳細は、こちらブログも、ご参考ください。
行政の首長、3段階のfacebook活用法


民間を巻き込んで、地域プロモーション展開

対象:行政の地域振興の担当部署

行政の中のキーマンが旗振り役となり、地元の民間企業と連携をしながら、地域産業をソーシャルメディアを通じて、全国や全世界に対してプロモーションして、拡販を目指す施策も実施すべきです。

実際に佐賀県武雄市で行っている、facebookで地元の名品を紹介し販売する、F &B 良品などもその一例ですので、Facebookページをご参考ください。
F&B良品


中小企業の地域内ビジネスマッチング

対象:商工会議所や商工会。経営者団体

元々、商工会議所などでは、大なり小なり、地域内の事業所のマッチングは行っていると思います。

ここにfacebook グループの機能を生かすことで、会員内の困り事というニーズ(需要)が発生した場合に、それをグループに投げかけ、会員企業で解決できる商品・サービスがあれば名乗り出て、困り事を解決(供給)をする仕組みを構築するべきです。

地域内の企業間取引を活発にして、地域の内需を活発にする。地域振興の最重要テーマを解決する一助として、Facebookも考えてみてはいかがでしょうか。

詳細は、こちらブログも、ご参考ください。
経済団体の交流・情報共有を促進!Facebookのコミュニティ活用の勧め


地縁・血縁ベースのFacebook活動

対象:行政と民間

行政と企業が盛り上がるだけで、一般市民は置き去りでは、地域振興の達成は不可能です。
よって、一般市民にも交流インフラとして、Facebookを使って貰える下地を作る為に、公共のPC教室などでFacebookの活用指導は必要になってきます。

しかし、一般市民は、facebookを使って、ビジネスで儲けたい訳でもなく、情報を日本全国に発信したい訳でもありません。なにか、Facebookを使いたくなる動機がなければなりません。

それはきっと、全国で離れ離れになった、家族という血縁の再集結だったり、地域という限定された範囲での地縁を活かした円滑なコミュニケーションだったり、小さなコミュニティの構築であると考えます。

詳細は、こちらブログも、ご参考ください。
今の日本のFacebookには小さなコミュニティが必要


地域出身者の全国・全世界ネットワーク

対象:民間主導

地域に貢献したいと、もっとも頑張ってくれるのは、当然、地元の人。しかし、地元以外にも、その地域を良くしたいと、頑張ってくれる人達がいます。

それは、地元を離れているが、機会があれば地元に貢献したいと考えている、その地域の出身者です。

これらは、各地で県人会など、交流コミュニティとしては存在しますが、それらをまとめ、地域振興の動きに持っていくのは難しいのが、現状でした。

そこに、距離と時間を超越できるfacebookを活用することで、北海道から沖縄の全日本だけではなく、全世界も含めた、地域出身者のネットワークの構築という、一昔であれば、夢物語であった話が、実現する事ができます。

しかも、それらの方々は、地域の価値観と、地域外の価値観。二つの視点を持っていますから、地域に居たままでは思い浮かばないアイデアや、地域外に売る為の指摘などをしてくれる、非常に頼もしいブレーン。
更に、人脈豊かなネットワークを持つ実力者であれば、東京や大阪の都市部や、各地方。または、海外展開への手助けもしてくれる、素晴らしい人財です。

地域出身者を対象とした、地域振興をテーマとするfacebookコミニティは、絶対に構築すべきと考えます。


地元の発展アイデア大会議

対象:官民問わず、地域を愛する実践者

私の地元を見ていてもそう思うのですが、自分の住んでいる街を良くしたいと、とても頑張っている人達が沢山います。

そして、それぞれに有意義な活動をやっている関わらず、それぞれがどんな有意義な活動をやっているのか、把握していない。こんな、連携不足な状況が、とても勿体無い!

本当に地元を良くしたいという実践者が、官民問わず集まり、それぞれのテーマと、活動の概要を伝えて情報交換し、その中で、さらにアイデアの提案や、事業の連携など、より活動を大きく発展させるていくべきです。

例えば、観光産業の拡大を目指すなら、地元の観光協会だけではなくて、地域資源を創りだす生産者やメカーも必要です。
県外へコネクションを持つキーマンも必要です。
また、商品サービスを厳しく的確に判断する、地域及び地域外の消費者(主婦コミュニティのリーダーなど)も必要。

これらの方々が、地元を発展させるアイデア大会議で出会い、意気投合し、実際に、地域の観光産業振興というテーマの新プロジェクトを、facebook活用で推進と管理をしていく。


今こそ、その時!

いろいろなご提案をしてみましたが、時間と距離を超えるfacebookは、リアルな活動と組み合わせることで、様々な人が集まって、地域活性に使える素晴らしいツールだと、分かって頂けたでしょうか?

実名で顔が見え、交流から信頼関係を育みながら、熱い意志を持つ者同士が、一つのテーマに向かって突き進む!これほど素晴らしいことはありませんよね。

存分にFacebookも活用して、リアルも大切にしながら、ぜひ、自分たちの手で、自分たちの街を素敵にしてください。
日本各地に、素晴らしいコミュニティが立ち上がり、それが日本全体を良くして頂ける事を願います。

今回のまとめ
熱い者同士、理解を深め連携すれば、もっと街は良くなる